今回は、ずいき祭の日程を
ご紹介したいと思います
本日(10月1日)より5日間
北野天満宮(きたのてんまんぐう)とその御旅所で
ずいき祭りに関する神事が行われるんですよ
そもそも『ずいき祭』って何
という方のために
まずはずいき祭について簡単にご説明しますね。
ずいき祭は学問の神様として有名な
菅原道真(すがわらのみちざね)を祀る
北野天満宮(きたのてんまんぐう)のお祭りで
3基の鳳輦(ほうれん・神輿)や行列が
五穀豊穣を願い氏子区域を巡行する祭なんです。
ちなみにずいき祭は
京都で一番早い『秋祭り』と言われています
そして!
このお祭りの名前であるずいき祭とは
野菜を中心とし
約30種類の食べ物で装飾した
『ずいき神輿』と呼ばれる
ユニークなお神輿の名前にちなんでいるんですよ
そのずいき神輿がこちらです。
2012年の時のずいき神輿です。
どうですか?とってもユニークな
外見ですよね
ちなみにこのずいき神輿の装飾は
毎年変わるそうなんです!
このお神輿の装飾を楽しみに
毎年、来られる方もたくさんいるみたいですよ~。
※ずいき神輿について詳しくは、ずいき神輿 2012の記事をご覧ください。
では早速、北野天満宮で行われる
ずいき祭の日程をご紹介したいと思います。
■1日・神幸祭(しんこうさい)
場所-北野天満宮 時間-13:00
午後13時より
北野天満宮を出発し
途中、休憩を挟んで15時半頃
直線距離にすると30分程の場所にある
御旅所まで巡行します
行列は獅子舞と御榊
導山
梅鉾・松鉾
菅蓋(かんがい)と錦蓋(きんがい)
八乙女
第一鳳輦
葱華輦(そうかれん・玉葱の様な玉が付けられた乗り物)
第三鳳輦
宮司・神職
など、そうそうたるメンバーなんですよ
午後15時半頃に
行列が御旅所に到着すると
神事が行われ
八乙女らによる舞が奉納されます。
※神幸祭について詳しくは、ずいき祭 神幸祭 2012(北野天満宮)の記事をご覧ください。
■2日・献茶祭
場所-御旅所 時間-10:00
10時より表千家により
献茶が奉仕されます。
神様に捧げるお点前となるため
人に振舞うものとは作法が違うみたいです
■3日・甲御供奉饌(かぶとのごくほうせん)
場所-御旅所 時間-15:00
15時より御旅所にて
甲の形にした供物をお供えします。
なんでも室町時代に
越前(えちぜん・今の福井県)の守護職であった朝倉氏が
西ノ京の神人と協力して
阿波(あわ・今の徳島県)の三好長基(みよしながもと・元長)を
阿波に追い落としたそうで
室町幕府第12代将軍・足利義晴(あしかがよしはる)が
その功績を賞して北野天満宮に
3月3日と9月9日
甲の御供を沙汰した(定めた)事に由来しているそうです
長く途絶えていたみたいなんですけれど
1907年(明治40年)に復活したんですよ♪
■4日・還幸祭(かんこうさい)
場所-御旅所-北野天満宮 時間-13:00
還幸祭では1日の神幸祭で
御旅所に3日間、安置された3基の鳳輦や
ずいき神輿が御旅所を13時に出発し
氏子町を巡行した後
鳳輦は北野天満宮へ
ずいき神輿は御旅所へ再び帰るというものです。
そのルートには京の花街の1つ
『上七軒(かみしちけん)』があり
神輿が店の前を通る際は
芸子・舞妓さんらも軒先に出て、見物するんですよ
※還幸祭について詳しくは、ずいき祭 還幸祭 2012(北野天満宮)の記事をご覧ください。
■5日・后宴祭(ごえんさい)
場所-北野天満宮 時間-15:30
15時30分より北野天満宮の拝殿で
ずいき祭が無事終了した事を報告するものです。
拝殿では八乙女が鈴舞を奉納します
その後、本殿前に集まり
田の舞を奉納しお開きとなります。
という事で今回は
ずいき祭をご紹介させていただきましたっ
是非、お時間のある方は
足を運んでみてはいかがでしょうか?