本日ご紹介するのは

出水通七不思議で有名なお寺

極楽寺

極楽寺(ごくらくじ)です!

※極楽寺という名前のお寺は全国にも多々あり京都市内だけでもいくつかありますので他の極楽寺と間違えないで下さいねっ。


今まで出水通七不思議をいろいろ

ご紹介してきましたけれど

今回で4ヶ所目になりました


というわけで!

ご紹介していきましょう。


こちらの極楽寺は

もともと比叡山にあった

浄土宗・極楽寺

浄土宗のお寺なんだそうですけれど

創建に関して、駒札等が無く

まったくわかりませんでした


でも!ここの極楽寺には、なんといっても

出水通七不思議の1つがありますから

さっそく、ご紹介したいと思います


七不思議の1つは

この山門なんです。

七不思議の1つ・山門

見たところ、何の変哲もない門に見えますよね?


普通の人は

あまりじっくりと山門を

見たりすることが無いので

気付かないかも知れません


少し不思議な山門

でも、よくお寺に行かれる方からすれば

あれれ?

と気が付くかもしれませんよ~


実は極楽寺の山門は通称『三つ門』とも呼ばれ

潜り戸(小袖門)が2つついているんです!


三つ門

大門の両脇に潜り戸が2ついているのがわかりますか?


普通、潜り戸というのは1つしかありませんよね。


それが両脇にあるなんて・・・

今までこんな山門は見たことがないと思います!


三つ門という名前は

門が3つある事から、そう呼ばれていたんですね~。


ちなみにどうして両脇に潜り戸が出来たのかは

わからないんだそうです。


と~っても不思議ですよね


もしかしたら昔は

入り口と出口で分けていたり

もしくは、お寺の人はこっち、一般の人はこっち

と分けていたのかも知れませんね~


どっちにしても珍しい門だと思います


おそらく本堂だと思います。

おそらく本堂だと思います。


また極楽寺にある井戸水は

天下人・豊臣秀吉(とよとみひでよし)ゆかりの井戸で

北野大茶湯で使われた井戸

井戸は墓地の入り口にあります。


北野大茶湯(きたのおおちゃのゆ)で使われたことから 金冶水(きんこくすい)と呼ばれるようになったそうです。


北野大茶湯とは、1587年10月1日に

秀吉が主催した茶会の事で

北野天満宮境内で大々的に行われたました。


その茶席の数は1500

また招待客だけで5000人というとんでもない規模だったんですよ!

さらに、身分に関係なく誰でも参加が許されていたと言われています。


そんな茶会に金冶水は使われたんですね~

※北野大茶湯について詳しくは北野大茶湯之址の記事をご覧下さい。


扁額

扁額です。


ちなみに極楽寺の山号は

金冶水にちなんで『金谷山(きんこうさん)』といいます。


また、この井戸は勝井戸とも呼ばれ

ひとたび水を飲めば勝負に勝つと言われているそうですよ。


こちらは本堂の右手にある毘沙門堂です。

毘沙門堂

そんなわけで今日は出水通七不思議の1つ

極楽寺をご紹介しました~


ちなみに残りの

出水通の七不思議を簡単にご紹介しますと

光清寺(こうせいじ)の浮かれ猫

華光寺(げこうじ)の時雨松

華光寺の五色椿

地福寺(ちふくじ)の日限薬師(ひぎりやくし)

観音寺の泣く山門

五劫院(ごごういん)の寝釈迦(ねしゃか)

となっています。


他の七不思議もどれも

面白いものばかりなので

よかったら見てみて下さいねっ。


そんな何故だか潜り戸が2つある

極楽寺の詳しい場所はコチラ↓


大きな地図で見る
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