今回も京都検定の過去問をお届けします。
写真と解説付きですので
問題にチャレンジしてみて下さい。
では1問目です!
【問題】
子孫繁栄を願い、新芽が出るまで古い葉を落とさないとされる葉で包んだ、端午の節句に用いられる菓子は( )である。
ア.粽(ちまき)
イ.山帰来餅(さんきらいもち)
ウ.さくら餅(さくらもち)
エ.柏餅(かしわもち)
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
エ.柏餅
端午の節句(5月5日)は
男子の節句とも言われ
初節句には粽を
2年目以降は柏餅を食べる習わしなんですよ
ちなみに柏を食べる理由は
新芽が出るまで葉を落とさない事から
家系が途絶えないという意味が
込められているそうです。
長刀鉾の粽
ちなみに祇園祭で使われる粽は
食用ではなく、玄関に吊るして
厄除けに用いるんですよね。
※祇園祭について詳しくは、祇園祭の日程一覧の記事をご覧下さい。
続いて2問目です!
【問題】
北野天満宮で、これを撫でると頭がよくなるといわれているのは何か。
ア.神馬
イ.梅の木
ウ.牛の像
エ.燈籠
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ウ.牛の像
北野天満宮と言えば
学問の神様
菅原道真を祀る神社として有名ですよね。
※詳しくは、北野天満宮 その2の記事をご覧下さい。
牛の像は撫で牛と呼ばれ
牛の頭を撫でると頭が良くなり
体の調子が悪い時は
自分の体の悪い部分を撫でてから
牛の像の同じ部分を交互に撫でると
良くなると言われているんですよ
引き続き3問目です。
【問題】
薄くスライスした聖護院かぶを材料にし、良質の昆布で漬けた京都を代表する漬物は何か。
ア.しば漬け
イ.すぐき
ウ.雲母漬
エ.千枚漬
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
エ.千枚漬
千枚漬は
聖護院かぶ(聖護院かぶら)を
3ミリほどの薄さにスライスしたものです。
※昆布や唐辛子、酢、砂糖、みりんを加えて漬けるんだそうです。
1つの聖護院かぶを千枚になるほど
薄くスライスする事から
千枚漬と呼ばれるようになったみたいです
ちなみに聖護院かぶは
聖護院
聖護院の地(京都洛北)で生まれたと言われています。
※千枚漬について詳しくは、京の習わし その6の記事をご覧下さい。
では最後の問題です。
1級からの出題になりますので、選択肢ではありません。
ズバリでお答えくださいっ。
【問題】
『古今和歌集』の撰者の一人( )は、日本で最初の仮名文の日記『土佐日記』の作者としても知られる。
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
紀貫之(きのつらゆき)
紀貫之は
平安時代前期に活躍した歌人で
古今和歌集の序文を書いたと言われています。
土佐日記は
土佐(現在の高知県)から京都へ
帰る途中に起きた事を
女性のふりをして書いた
日記なんですよ
ちなみに古今和歌集の序文には
六歌仙(近代の高名な6人の歌人)を挙げていて
その中で唯一
小野小町が女性歌人として名前が記されています。
隨心院・はねず踊り
絶世の美女と言われた彼女の所へ
深草少将(ふかくさしょうしょう)が
毎晩、通い続けたというエピソードは有名ですよね。
※詳しくは、欣浄寺、はねず踊り 2013(隨心院)の記事をご覧下さい。
という事で本日も4問出題させていただきました!
みなさんは何問正解されましたか?