本日は写真と解説付きで
京都検定の過去問をお届けします。
是非、挑戦してみて下さいね
では早速1問目です。
【問題】
祇園祭の山鉾巡行で、現在くじ改めが行われるのは四条( )である。
ア.麩屋町(ふやちょう)
イ.堺町(さかいまち)
ウ.御幸町(ごこまち)
エ.寺町(てらまち)
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
イ.堺町(さかいまち)
日本3大祭の1つとして有名な祇園祭は
八坂神社の祭で
7月1日~7月31日かけて行われます
※祇園祭について詳しくは、祇園祭の日程一覧の記事をご覧下さい。
メインイベントは17日に行われる
『山鉾巡行』で
動く美術館と言われる山鉾が
市内を巡行します。
その山鉾の順番を確認するのが
『くじ改め』なんですね。
京都を代表する四条通(東西)と
堺町通(東西)が交差する場所で行われます。
続いて2問目です。
【問題】
旧暦6月16日の儀式にちなんで食べる( )は、現在の「和菓子の日」の起源となった。
ア.嘉祥菓子(かじょうがし)
イ.清浄歓喜団(せいじょうかんきだん)
ウ.粽(ちまき)
エ.水無月(みなづき)
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ア.嘉祥菓子
『嘉祥』とは厄除け、招福を願って
和菓子を贈る儀式で
旧暦の6月16日に行われていたそうです。
※848年、仁明天皇(にんみょうてんのう・第54代天皇)が受けた御神託に基いていると言われています。
1979年には全国和菓子協会により
6月16日を『和菓子の日』とました。
最も盛んだったのが江戸時代と言われ
江戸城の大広間には
約2万個の和菓子が並べられたそうですよ
また庶民の間でも
中国の通貨『嘉祥通宝(かじょうつうほう)』16枚で
和菓子や餅を買う慣わしがあったと言われています。
※『嘉(か)』『通(つ)』が『勝』に通じる所から武家に喜ばれたそうです。
ちなみに嘉祥通宝は世間にあまり広まっていなかった事から
1升6合(16合)のお米と和菓子を交換したと言われていて
虎屋(とらや)では幕末に7種類の嘉祥菓子を御所へ納めたり
16合の米と菓子を交換していたそうですよ
引き続き3問目です。
【問題】
寺町通の名前の由来は、都市改造政策によって洛中に散在する寺院をこの地に集中させたことによるが、この政策を行ったのは誰か。
ア.徳川家康
イ.織田信長
ウ.前田利家
エ.豊臣秀吉
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では、答えですっ。
【答え】
エ.豊臣秀吉
平安時代、寺町通は
平安京の最東端を南北に走る道として
『東京極大路(ひがしきょうごくおおじ)』と呼ばれていたそうです
応仁の乱(1467年)で荒廃した通りを
天下人である豊臣秀吉が
1590年に再興したと言われています。
※秀吉が集めた寺院の数は80以上に上ったそうです。
現在も寺町通には
廬山寺(ろざんじ)
矢田寺(やたでら)
火除天満宮(ひよけてんまんぐう)
など多くのお寺や神社が残っています。
※それぞれについて詳しくは、廬山寺 その1、廬山寺 その2、本能寺、矢田寺、火除天満宮の記事をご覧下さい。
では最後の問題です。
1級からの出題になりますので選択肢ではありません!
ズバリでお答え下さい。
【問題】
京都市は、昭和47年(1972)、町並み景観保全のための「特別保全修景地区制度」を設け、( )地区が最初の指定地区となった。
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では、答えですっ。
【答え】
産寧坂
特別保全修景地区制度は
京都の歴史ある町並みを整備する為に
設けられた制度です。
産寧坂地区は東山にあり
清水寺、八坂神社などの門前町として発展したと言われています。
毎日、多くの観光客で賑わっているんですよ
1976年に産寧坂地区が最初に指定地区になると
続いて祇園新橋地区(同年)
嵯峨鳥居本地区(1979年)
上賀茂地区(1988年)の順番で
指定地域が拡大しました。
という事で本日も4問出題させていただきました。
皆さんは何問正解されましたか?