こんにちは京子です!
今回も京都検定の過去問をお届けします。
写真と解説付きですので
是非、問題にチャレンジしてみて下さいね
では早速1問目です。
【問題】
日本三大祭の一つ「祇園祭」は、( )の祭礼である。
ア.城南宮
イ.平安神宮
ウ.北野天満宮
エ.八坂神社
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
エ.八坂神社
祇園祭は
869年、都に疫病が流行った際に行なわれた『御霊会(ごりょうえ)』を起源とする祭です
※祇園祭の起源について、詳しくは祇園祭 2012 吉符入・お千度の儀(八坂神社)をご覧下さい。
期間中(7月1日から1ヶ月間)京都の街中では
様々な神事がありますが
中でも16日の宵山と17日の山鉾巡行は
毎年、大勢の見物客で賑わいます。
※山鉾巡行に関しては祇園祭 2012 山鉾巡行(四条堺町・四条麩屋町・新町御池)の記事をご覧下さい。
では2問目にいってみましょう!
【問題】
上御霊神社(かみごりょうじんじゃ)の門前菓子として広く知られているものはどれか。
ア.矢来餅(やきもち)
イ.唐板(からいた)
ウ.幽霊子育飴(ゆうれいこそだてあめ)
エ.屯所餅(とんしょもち)
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
イ.唐板
唐板は短冊型のせんべいで
小麦粉、砂糖、卵を混ぜて薄く延ばし焼き上げたものです
この唐板は
863年に都で疫病が流行った際
神前に供えられた事を起源とするお菓子で
その後、室町時代後期になると
上御霊神社の境内にて販売され
以後、庶民の間で親しまれるようになりました
※現在も上御霊神社の門前では、創業500年以上を誇る『水田玉雲堂(みずたぎょくうんどう)』という唐板の老舗が営業を行なっています。
では3問目です!
【問題】
西本願寺の「松と鶴図」(国宝)の作者は誰か。
ア.土佐光信(とさみつのぶ)
イ.石川丈山(いしかわじょうざん)
ウ.尾形光琳(おがたこうりん)
エ.渡辺了慶(わたなべりょうけい)
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
エ.渡辺了慶
戦国時代から江戸時代初期にかけて活躍した
狩野派の絵師です
彼は出羽国(でわのくに・現在の山形、秋田に位置する国)の出身で
後に京都へやって来て
狩野光信(かのうみつのぶ)に画法を習ったと言われています。
松と鶴図は
『対面所(鴻の間)』と呼ばれる
203畳の大広間に描かれた障壁画で
金箔の上に描かれた、絢爛豪華な作品なんですよ。
では最後の問題です
1級からの出題になりますので選択肢ではありません。
ズバリでお答え下さいね。
【問題】
銀閣寺東求堂(国宝)内にある四畳半の室の( )は、付書院や違い棚をもつ書院造の古い例として知られる。
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では、答えですっ。
【答え】
同仁斎(どうじんさい)
同仁斎は、東求堂の北面東側に位置する
四畳半の茶室です。
※現在、このサイズ(広さ)は日本家屋を代表する間取りの1つにもなっています。
書院作りを代表する建築であり
室町8代将軍『義政』や
茶人『村田珠光(むらたじゅこう)』が
ここで茶を楽しんだと言われています
千利休によって大成した『わび茶』も
彼らがきっかけとなり誕生した文化なんですよ。
という事で今回も4問出題させていただきました。
皆さんは何問正解しましたか?