こんにちは京子です。
今回も京都検定の過去問の中から
画像と解説付きでお送りしたいと思います
皆さんチャレンジしてみて下さいね。
では早速、1問目です!
【問題】
旧暦の10月の亥の日に食べると、無病息災と子孫繁栄をもたらすといわれ、餡(あん)、肉桂(にっけい)、黒胡麻などを用いて作られる菓子は何か。
ア.亥の子餅(いのこもち)
イ.どら焼(どらやき)
ウ.志んこ(しんこ)
エ.つぶ餡入生八ッ橋(つぶあんいりなまやつはし)
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ア.亥の子餅
亥の子餅は
亥の月(旧暦の10月)、亥の日(日付を十二支に当てはめた日)、亥の刻(22時頃)に食べる事から
その名が付いたと言われています。
宮中では年中行事として
『玄猪の式(げんちょのしき・天皇自らが亥の子餅をつき、振舞う儀式)』が
行われていたそうですよ
その儀式を再現した祭である
『亥子祭(いのこさい)』が
護王神社にて11月1日に行われます。
※詳しくは、亥子祭 2012(護王神社)、亥子祭 2011(護王神社)、亥子祭 2010(護王神社)の記事をご覧ください。
続いては2問目です!
【問題】
11月3日、城南宮で行われる行事で、曲折した流れに朱の盃を流し、その盃が流れてくるまでに和歌をつくるという平安貴族の優雅な遊びを再現した行事は何か。
ア.曲水の宴(きょくすいのうたげ)
イ.乞巧奠(きこうでん)
ウ.湯立て神楽(ゆたてかぐら)
エ.和歌祭(わかまつり)
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ア.曲水の宴
平安京を守る鎮守社として建立された城南宮は
方除けや厄除けにご利益のある神社です。
平安時代後期、白河上皇の離宮がここに造営されると
院政(上皇として天皇に指示を出す事)が行われ
以後、150年に渡って城南宮が政治や文化の中心となったと言われています
※城南宮について詳しくは、城南宮 その2、城南宮 その3の記事をご覧ください。
曲水の宴は境内にある『平安の庭』で
毎年、春(4月29日)と秋(11月3日)に行われます。
平安の庭を流れる水路脇に
平安装束を身に着けた歌人が座ると
目の前をお酒の入った盃が流れてきます。
歌人は、この盃が通り過ぎるまでに
与えられたお題に対して和歌を詠み
お酒を飲むというルールなんですよ
※曲水の宴について詳しくは、曲水の宴 2011(城南宮)、曲水の宴 2010(城南宮)の記事をご覧ください。
引き続き
3問目に行ってみましょう。
【問題】
後白河法皇の難を救った「身代わり不動」を本尊とする( )では、赤穂浪士の大石内蔵助が主君の仇討を祈願したことから、毎年12月14日に義士会法要が行われる。
ア.瑞光院(ずいこういん)
イ.来迎院(らいごういん)
ウ.法住寺(ほうじゅうじ)
エ.岩屋寺(いわやじ)
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ウ.法住寺
平安時代中期に藤原為光(ふじわらのためみつ)によって創設されたお寺です。
本尊の不動明王は
盾となり次々と放たれる矢から
後白河法皇を守り抜いたと言われています。
この事から『身代わり不動』と呼ばれるようになりました。
※これは1183年に木曽義仲(きそよしなか)が法住寺殿(後白河法皇の院御所)を焼き討ちにした際の出来事だそうです。
そんな不動明王に大石内蔵助が
討ち入りの成功を祈願したと言われています
彼は松の廊下事件以降、法住寺に立ち寄り
手を合わせていたそうですよ。
その縁から法住寺には四十七士の木像が祀られています。
※松の廊下事件について詳しくは、山科義士まつり 2010(大石神社)の記事をご覧ください。
義士会法要では不動明王の前で法要が行われたり
芸舞妓さんによりお茶が振舞われます。
※義士会法要について詳しくは、義士会法要 2011(法住寺)記事をご覧ください。
では最後の問題です。
1級からの出題になりますので、選択問題ではありません。
ズバリでお答え下さいね。
【問題】
京都御所に向かって拝礼する像が三条大橋の東詰に建つ江戸中期の尊王家は誰か。
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
高山彦九郎(たかやまひこくろう)
1747年に生まれた思想家で
生涯、尊王思想を説いて本土や九州などを旅した人です。
※尊王運動の先駆者として幕末の志士達に影響を与えました。
ちなみに彼の日記は
当時の社会や、その土地の風習が記された貴重な資料となっているそうですよ
そんな彼の銅像は
京都を代表する鴨川の側(京阪三条駅前)にあります。
待ち合わせの場所にもよく利用され
庶民からは『土下座前』として親しまれています。
※御所に向かって拝礼をしている姿が、土下座をしているように見える事から混同され、そう呼ばれるようになったみたいですよ。
という事で本日も4問出題させていただきました
皆さんは何問正解されましたか?