こんにちは京子です!

今回ご紹介するのは、11月18日に

三十三間堂で行われた・・・

御火焚き祭

御火焚き祭(おひたきさい)です

御火焚き祭

三十三間堂の境内に建つ鎮守社『久勢稲荷大明神』の神事で

参拝者の願いが書かれた護摩木を

山伏が炊き上げます

御火焚き祭

護摩壇の中に護摩木を入れて炊き上げます。


彼らは験(しるし・霊力の一種)を身につける為に

山にて厳しい修行をしている人達なんですよ

※山伏に関して、詳しくは高祖報恩大会 2012(聖護院)の記事をご覧下さい。


三十三間堂

三十三間堂について簡単にご説明しますと

正式名称を蓮華王院(れんげおういん)と言います

平安時代、平清盛(たいらのきよもり)が

巨大な伽藍を後白河法皇に寄進した事を起源とする寺院です。

ちなみに、お堂の柱間(はしらま・柱と柱の間)が33ある事から

三十三間堂と呼ばれ

堂内には1001体もの千手観が安置されている事でも有名ですよね

では、早速『御火焚き祭』をレポートしたいと思います!!


久勢稲荷大明神

14時に久勢稲荷大明神に

山伏の方や

お坊さんが集合します



まずはここで

祭神に対してお経が読まれます

御火焚き祭

続いて

ご神火の点いた松明を筆頭に

山伏の方々が法螺貝を吹きながら、護摩壇へと移動します

御火焚き祭

三十三間堂のお堂前を通る山伏達。


護摩木

祭壇の横には、たくさんの護摩木が詰まれています。


護摩壇の前には結界が張られています。


山伏は結界に沿って

護摩壇の周りをぐるぐると2周ほどして着席します

まずは最初に

結界内を清める為に山伏の方によって

弓矢が放たれます。



東西南北、そして真上と鬼門の方角に向けて

合計6回、矢を放ちます。


願文を読む山伏

続いて『願文(がんもん・神仏に祈願を伝える文書)』が読まれ

いよいよ護摩壇に火が点けられます

この火は

先ほど、久勢稲荷大明神から持ってきたご神火で

祭壇のかがり火としても使われていましたよ



護摩壇の両側から松明が入れられ

もくもくと煙が上がります。

続いてお経が響く中、参拝者が奉納した護摩木が

どんどん投げ入れられます。

この他にも古いお札も一緒に燃やしたり

するそうですよ


こうして約1時間半ほどで御火焚き祭は終了しました。

三十三間堂の場所はコチラ↓


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