こんにちは京子です。
今回、ご紹介するのは11月10日に
白雲神社で行われた・・・
火焚祭です
京都を中心に、多くの神社で行われる火焚祭は
秋の収穫に感謝すると供に
参拝者の願い事が書かれた護摩木を燃やして
五穀豊穣、家内安全を祈願します
白雲神社についても簡単にご紹介しますと
京都御苑内にある神社で
藤原氏の流れを汲む公家『西園寺家(さいおんじけ)』ゆかりの神社です。
※西園寺家の祖と言われる西園寺公経(さいおんじきんつね)は、鎌倉時代に太政大臣を務めたほどの人物なんですよ。
この白雲神社の地は
西園寺家の私有地だったもので
明治期には西園寺公望(さいおんじきんもち)が
この地に私塾『立命館』を開校した事でも知られています。
では早速レポートしてみましょう
13時より、祭典が本殿にて始まり
まず最初に、神職の方によって
お祓いや祝詞の奏上などが行われます
この後、玉串の奉納を行うと
皆さんが本殿から出て来られます
そして、隣にある境内摂社の
『福壽稲荷神社(ふくじゅいなりじんじゃ)』に移動し、お火焚を行います。
お火焚で燃やされる火床(護摩木を積み上げた物)も
すでにセットされていますね
それぞれの高さは40センチ程でしょうか。
参列者や火床にもお祓いを行い
米や塩を振り撒き、お清めをします。
そして
ご神火を使い、火が点けられます。
この時に
参列者全員で大祓詞(おおはらえことば)を奏上します。
これらの作法は『火焚祭』ではよく見ますね。
これまで見た伏見稲荷神社や貴船神社の
お火焚でも、同様の事をしていましたよね♪
※詳しくは火焚祭 2012(伏見稲荷大社)、御火焚祭 2012(貴船神社)の記事をご覧下さい。
続いて、白雲神社の本殿に戻り
今度は巫女さんによる神楽が奉納されます
『榊の舞』や『剣の舞』を行い
最後に、鈴と扇を使った舞も披露されていました
こうして約20分程の舞が終了すると
参拝者に向けて、鈴でお祓いしてくれます。
そして、最後には『湯立神事』もありました。
湯立神事は、釜の中の煮えたぎった湯を
笹を使い、振り撒く神事です。
こうしてお祓いを行います。
ちなみに、このお湯を浴びれば
無病息災で過ごせると言われているんですよね
煮えたぎった釜の前に女性が立ち
お酒やお米、塩などで清めた後
笹の葉を使って豪快に
湯を振りまいていましたよ~っ
神事が終了すると
参列者の皆さんは、使い終わった笹の葉を
持って帰っていらっしゃいましたよ
そんな白雲神社で行われた火焚祭の場所はコチラ↓