こんにちは京子です。
本日ご紹介するのは狸谷山不動院(たぬきだにさんふどういん)で行われた火渡り祭です
狸谷山不動院は京都市の北東に位置する一乗寺(いちじょうじ)と呼ばれるエリアにあり
あの伝説の剣豪『宮本武蔵(みやもとむさし)』が戦った舞台として有名な
『一乗寺下り松』がある場所なんですよ~
狸谷山不動院の境内にも武蔵が修業の為に利用したとされる滝『武蔵之滝』があります。
※近くには詩仙堂 その1、詩仙堂 その2、詩仙堂 その3や、曼殊院、八大神社などもあるので詳しくはそちらの記事をご覧ください。
境内には信楽焼の狸の置物が置かれていました
そんな狸谷山不動院で行われる火渡り祭はどういった祭なのかと言いますと
難病退散、夏バテ防止、ストレス解消を祈願する祭で 護摩焚きをした後のまだ残り火が付いている状態の灰の上を素足で渡るという祭です
護摩焚きを行うのは山伏と呼ばれる
山に籠もって厳しい修業をし、験(しるし:一種の霊力?)を身につける修業をしている人の事です。
※詳しくは高祖報恩大会 2012(聖護院)の記事をご覧ください。
それでは早速レポートしていきましょう
午後6時頃
狸谷山不動院に到着した京子
石段の左右には願いごとが書かれた『祈り灯ろう』が設置されていましたよ。
階段を登ると少し広いスペースがあり紐で結界のようなものが張られ
結界の中央には杉の葉で囲まれた護摩檀が設置されていました
護摩焚きが行われる前に本堂にて法要が行われます。
その後しばらくすると護摩檀が置かれている広場に
山伏が法螺貝を吹きながらやってきます
全員が揃うといよいよ護摩焚きの始まりです。
まずは山伏姿の方が東西南北と護摩檀の方角に矢を放ち
斧によるお祓いを行って、祭文が読み上げられます。
そしていよいよ点火です
この煙には、火の神様にお供え物を献上しているという意味があったり
燃やす薪木は煩悩を表していると言われ
それを燃やす事により煩悩を捨てるという意味もあるそうですよ
結界のスペースはかなり広く取られ
護摩焚きは参加者に火の粉がかからないように中程に設置されていますけれど
それにしても熱すぎます
すっかり太陽も沈んだ時間に燃やされているのに
あまりにも火が燃えすぎて辺り一面とても明るく
階段の上にある本堂も全体像がわかるくらい照らされていましたよ。
1時間程で護摩焚きが終わると
いよいよ火渡りの始まりです
さっきまで勢いよく燃えていた護摩檀が分解されて
一面に広げられます。
まだ火が完全に消えていない状態なので
辺り一面が火の海状態です
その中心に人が通る
幅にして約2メートル距離にして約4メートル程の
1本の道を作りまず最初に山伏の方が歩きます。
山伏の方が終わるといよいよ参加者の順番です
京子も去年に続いて2回目とは言え
道のすぐ脇には火が燃え盛り
先ほどまで火で熱せられていた地面の上を歩くとなると
やっぱりドキドキしちゃいます
最初に1000体限りの『火渡りおふだ』を購入します。
そして足元にある塩を指の間にしっかりとこすりつけるように昨年に言われた事を思い出して
今年も果敢にチャレンジしてきましたよ
初めての人やお年寄り、小さいお子さんには山伏の方がサポートされていたので
火が怖い人は山伏さんにサポートしてもらって下さいな
そんな火渡り祭が行われた狸谷山不動院の場所はコチラです。
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