こんにちは京子です。
午前中の長刀鉾稚児社参(なぎなたぼこちごしゃさん)に続きまして
午後からは久世町(くぜちょう)のお稚児さんである
久世駒形稚児(くぜこまがたちご)の社参をレポートしたいと思います
さてこの久世駒形稚児というのは何処から来るのかと言いますと
南は久世町にある綾戸國中神社(あやとくなかじんじゃ)から来ます
何故そんな遠い所から八坂神社まで来るのかと言いますと
綾戸国中神社のご祭神も素戔嗚尊(スサノオノミコト)で
八坂神社とご祭神が同じなんですね
綾戸国中神社の素戔嗚尊の魂は『荒御魂(あらみたま)』で
八坂神社は『和御魂(にぎみたま)』と言い
1体にして2神、2神にして1体と言われています
荒御魂、和御魂は神様の霊魂の種類の1つで
和御魂は穏やかな心を持つ魂の事で
荒御魂は荒々しいは勇猛な魂という意味なんです。
※詳しくは祇園祭 2011 社参の儀・久世稚児(八坂神社)の記事をご覧ください。
その事にちなんできます。
ちなみに久世駒形稚児と言うのは
この稚児が胸に馬の頭をかたどった木製の駒形をかけることにちなんで
駒形稚児と言うそうですよ。
この日はまだ駒形をつけてはいませんけれど
7月17日に行われる神幸祭と
7月24日に行われる還幸祭では素戔嗚尊が乗っている
中御座(なかござ)の神輿を先導する役目を担い
その時には首から駒形をぶら下げています。
みなさんも是非、神幸祭、還幸祭をご覧になった時は
首からぶら下げられている木製の駒形を探してみてはいかがでしょうか
さて、では早速レポートしていきたいと思います。
14時頃、八坂神社に到着した京子
南楼門から綾戸国中神社の氏子から選ばれた2人の駒形稚児さんが
参拝しに来ましたよ。
そして身を清め本殿の中へ入っていきました。
本殿では神事が行われ神役奉仕の宣状を受けます。
それぞれ神幸祭、還幸祭に1人ずつご奉仕します。
その後、神事を終えた駒形稚児さんと氏子町の関係者の皆さんで
記念撮影が行われ駒形稚児の社参は無事終了します
そして行きと同様、八坂神社の正門である南楼門から出て
中村楼(なかむらろう)にてお茶席の場が設けられ
お稚児さんならびに関係者の方たちは稚児餅を食べられるそうです。
本日の久世駒形稚児の社参が行われた八坂神社の場所はコチラ↓
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