こんにちは京子です

さて、本日3月3日は『ひな祭り』です。


京都では様々なイベントが行われていますけれど

今回、ご紹介するのは

市比賣神社のイベントである・・・

ひと雛

(・∀・)ノひいなまつりです♪


最大の見所はなんと言っても

ひと雛

実際に人間が平安装束に身を包み再現される

豪華な『ひと雛(びな)』です


今回は市比賣神社のすぐ近く(徒歩2分)の距離にある

『ひとまち交流館』で行われたレポートをお届けします。

さて、昼の1時に

ひとまち交流館へ向かった京子。


この会館を使って、『ひと雛』以外にも

楽しめるものが、たくさんなんです~っ。


まずは、昔のゲームが体験出来るコーナー♪

投扇興

『投扇興(とうせんきょう)』

江戸時代のお茶屋遊びです。今で言うダーツ?でしょうか。

距離にして1メートル程先の的である『蝶』目掛けて扇子を飛ばし落とします

投扇興

蝶を倒した型によって点数が決まるんですね。型の名前は源氏物語のタイトルが使われていました。


投扇興

ちなみに『蝶』の乗ってる台座に扇子を当ててしまうとマイナスになる、ちょっぴり厳しいゲームです。


これが以外と難しくて

京子もやってみましたが

・・・4投してひとつもあたりませんでした(泣)


そして、次にご紹介するのは

双六

『双六(すごろく)』です。


現在放送中の「平清盛」でも度々登場しますよね。

平安時代、庶民の間でも流行ったゲームです

白と黒の駒に分かれて戦います。

筒の中にサイコロを2つ入れ振って出た数だけ駒を進めるんですね。

全部を相手の陣地に送れば勝ちというようなルールでした。


貝合わせ

『貝合わせ』

これも平安時代から伝わる遊びで、今で言う神経衰弱でしょうか。

2つの貝殻を併せ、形がぴったりと合えば正解。

左右の固まりから1つずつ取り、当てるんですね。

貝合わせ

貝の裏側には、イラストが書かれています。対のものは絵が一緒になっています。


この他にも『ひな茶(抹茶・和菓子)』の接待もあり

ひな茶

ひと雛が始まる前から存分に楽しめるイベントです

ひな茶

茶碗にもお内裏様とお雛様のイラストが描かれていました。


そして、いよいよお昼2時から

『ひと雛』の始まりですっ。


まずは、今回の主役でもあるお内裏様とお雛様の

着物の着付け実演からスタート♪

着物一枚一枚に対して、細かい解説なども加わり

とても勉強になります。お内裏様が着ているのは

正装着である束帯(そくたい)と呼ばれるものです。


そして、次は女性です。

ちなみに十二単衣の重さは約20キロ!!

女性は特に着る枚数が多いので

時間も30分ほどかかっていましたよ~


桃挿華簪守り

入場の際に頂いた『桃挿華簪守り(ももかざしまもり)』です。古来より桃は邪気を払う霊樹とされていました。


こうして、約1時間におよぶ着付けが終わり

お内裏様とお雛様はステージの右手に組まれた

雛壇に上がられます


そして、三人官女と五人囃子が入場し

豪華な人間による雛壇の完成します★


天児ノ儀

この後、『天児ノ儀(あまがつ)』が行われます

ひな祭りの起源は

平安時代、ひな人形に自身の1年の汚れや穢れを移し川に流した

事が始まりと言われています。

天児ノ儀では、人型に組まれた『天児』と呼ばれる人形に

息を吹きかけて

穢れを移し災いを祓います。。


この後、五人囃子の雅楽演奏に併せ

三人官女による「官女の舞」が奉納され無事終了。

こうして見事な人間ひな壇を見る事が出来ました♪


ちなみに、お気付きの方もいらしゃると思いますけど

京都の雛壇は

・お内裏様(男雛)が向かって右手

・お雛様(女雛)が向かって左手

と、いうように逆の並びになっています。


これは明治期まで

地位の高い人が左側(つまり向かって右手)に立つのが一般的であった為です。

※現在は西洋式に乗っ取り、地位の高い人が右側(向かって左手)に立ちます。

こういった理由から、京都では古式に習い

向かって右手に男雛を配置しているというワケです

古都ならではですよね~♪


市比賣神社

その後、市比賣神社にも立ち寄りましたけれど

境内は女性の方が9割っ。

ちなみに、市比賣神社

祭神(五神)が全て女性の神様である事から

女性の守り神として「女人厄除」などのご利益がある事で有名です。

市比賣神社について詳しくは『市比賣神社』の記事をご覧下さい。


境内には

雛壇

桃の木や、双六、小倉百人一首などと一緒に

素敵な雛壇が展示されていましたよ。

ちなみに、手前にあるのが天児人形(あまがつにんぎょう)ですね

先ほども説明した通り、自身の1年の汚れや穢れを移す為の人形です。


天児祓い

市比賣神社では、参拝者も天児祓いをする事が可能です。

人型の紙に氏名を記入し、願い事を書きます。

そして、天児と紙の人型に息を吹きかけます


最後に紙の人型を木箱に納め

天児を戻し一礼すればOK。

もちろん、京子もバッチリしちゃいました


という事で、京都の『ひな祭り』を堪能した

京子でした~!!

市比賣神社の場所はコチラ↓


大きな地図で見る


ひとまち交流館の場所はコチラ↓


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