こんにちは京子です
本日は七福神の神様が祀られている
神社仏閣を回る旅・・・
『都七福神めぐり(みやこしちふくじんめぐり)』をご紹介したいと思います。
色紙(護符)には7つの朱印と文字が書かれています
都七福神めぐりでは
七福神が祀られている京都の神社仏閣を一つずつ訪ね歩き
スタンプラリーの要領で朱印をゲット、
お参りをして、ご利益を頂く事を目的としています。
七福神めぐりは全国的にありますけれど
日本最古なのが『都七福神めぐり』なのです
1日で全部回る必要は無いんですけれど
新春(1月中)に回るか、毎月7日に回ると
更にご利益がアップするという事で
京子も1月中に全ての神社仏閣を回ってきました
※効率よく回れば1日でも可能かもしれませんけれど境内をゆっくり見る時間はないと思います。
七福神に関して簡単にご説明しますと
ゑびす神(えびすしん)、大黒天(だいこくてん)、
毘沙門天(びしゃもんて)、弁財天(べんざいてん)、
福禄寿神(ふくろくじゅじん)、寿老神(じゅろうじん)、
布袋尊(ほていそん)
という神様たちの事です。
宝船に乗った姿がすぐに頭に浮かぶと思いますけれど
実は、日本古来の神様は『ゑびす神』だけなんですよね~。
残りの神様はインドや中国の神様で
後に日本の神様と同一視され
現在のお姿になったというワケです
では、都七福神めぐりで京子が回った神社仏閣をひとつずつ
ご紹介したいと思います。
その1『大黒天(だいこくてん)』を祀る松ヶ崎大黒天(妙円寺)です。
※写真は境内にあります大黒天堂です。
打ち出の小槌を持った大黒天は、かつて軍神であり
もとはインドの神様で、黒い体に怒りの表情をした「破壊の神様」だったようですけど
鎌倉時代に日本の神様である大国主命(おおくにぬしのみこと)と融合(同一視)され
俵に乗り打ち出の小槌を持った今の姿になりました。
五穀豊穣・飲食の神とされ
飲食業を営む方などに信仰されているんですよね。
その2『ゑびす神(えびすしん)』を祀る恵美須神社です。
漁業や交通安全、商売繁盛の守護神と言われているゑびす様。
右手に釣竿、左手に鯛を抱えた姿は海から来た神様そのもの。
日本は海に囲まれていたので
神様は海から来るものと思われていたそうなんですよ。
七福神唯一の日本古来の神様です
その3『毘沙門天(びしゃもんてん)』を祀る東寺(教王護国寺)です。
仏教を守る神様だと言われている毘沙門天は
もともとインドの軍神だという事です。
学問の神様で有名な菅原道真(すがわらのみちざね)や
花札の絵柄でも有名な「柳に蛙」に描かれている
平安貴族の一人、小野道風(おののどうふう)も
毘沙門天を信仰していたそうですよ
その4『弁財天(べんざいてん)』を祀る六波羅蜜寺です。
※写真は境内にあります弁財天堂です。
七福神の中では唯一女性の神様です。
手には琵琶を持ち、美や音楽のご利益があるとされています。
もとはインドの神様で、水を神格化したものだそうです。
水(河)の流れる音から言葉や音楽のご利益へと繋がっていったようですね
※河の破壊力を神格化した事から戦闘の神とも言われています。
その5『福禄寿神(ふくろくじゅじん)』を祀る赤山禅院です。
※写真は境内にあります福禄寿殿です、
もとは中国の神様を人格化したものだそうです。
長い頭に長い髭をたくわえ
おじいちゃんの風貌をした神様ですけれど
延寿や健康のご利益をもたらす、長寿の神様と言われています
その6『寿老神(じゅろうじん)』を祀る革堂(行願寺)です。
こちらも、福禄寿神と同様、中国の仙人がベースになっています。
杖を手に持った寿老神は
時には鹿を連れた姿として描かれる事もあります。
鹿の肉を食べた人間は長生きするとも言われ
人の寿命を支配する神様という事が分かっていただけたと思います
その7『布袋尊(ほていそん)』を祀る萬福寺です。
彼は、中国の僧侶である契此(かいし)がルーツになっている
と言われている神様。
吉凶の判断にすぐれ、未来を予知する才に長けていたそうです。
どっぷりしたおなかが印象的ですよね
外出する時は袋を担いぎ物乞いをし
貰ったものを袋の中になんでも放り込んでいた事から
「布袋」と呼ばれるようになったそうです。
という事で、都七福神めぐりに関する
7つの神社仏閣をご紹介させていただきました~
都七福神の場所はコチラ↓
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