こんにちは京子です。
本日は知る人ぞ知るあるイベントが行われました。
それが由岐神社で行われた・・・
鞍馬の火祭です!
鞍馬寺の仁王門前の階段や
鞍馬駅付近の一般道が、鞍馬の火祭の舞台となります
※鞍馬寺に関しては『鞍馬寺 その1』『鞍馬寺 その2』の記事をご覧下さい。
祭りの始まりは平安時代中期。
940年、天変地異が続く都を鎮める為
朱雀天皇は御所に祀られていた『由岐明神』を
御所の北東の方角(鬼門)である
鞍馬という地に勧請し由岐神社が作られました。
その移された際、この地に松明を持った行列が
約1kmにも及んだそうです。
この儀式に感激した当時の鞍馬の住人らが
後生に伝えようと
始めたのが鞍馬の火祭の起源だそうです。
午後6時、京子が現場に到着すると・・・
聞こえてきました
「神事にまいらっしゃ~れ~!」
この独特の合図で鞍馬の火祭が始まるんですね。
※神事触(じんじぶ)れと呼ばれる合図だそうです。
ちなみに、この火祭は『京都三大奇祭』の1つと言われているんですよ。
※その他2つの奇祭は、太秦の牛祭・今宮神社のやすらい祭です。やすらい祭についてはやすらい祭 2010(今宮神社)を、牛祭については『大酒神社』の記事をご覧ください。
さて、いよいよ始まった火祭
あいにくの雨でしたが、松明に灯りを灯し、
祭りを執り行う方達は気合十分な様子です!
火を使うお祭りなので
大人を中心として行っていると思いきや
こんな小さな子供まで!松明を持ち
「サイレイサイリョウ」と掛け声を上げ
鞍馬太鼓を鳴らしながら
ふんどし姿の男たちを中心に
およそ500本もの松明を持った人たちが
鞍馬街道を練り歩きます
一番大きな松明は、なんと重さ100キロ以上もあるんです。
大通りには数百メートルにわたって火が灯されて、
夜なのに明るいんですよーっ
そしておよそ2時間ほど、激しい火の粉を吹き上げながら
地元の町内を練り歩いた後・・・
鞍馬寺の山門前の石段に松明が集められます。
長い石段を巨大な松明が何十本と建てられ
幻想的な雰囲気と熱気!
そうです・・・「サイレイサイリョウ」のアツい掛け声
祭りは最高潮っ
もうあたり一面、熱風が吹き荒れています!!
アツいアツいです
かなり盛り上がっています!男性の熱気ったらスゴい。
迫力、熱気ともにビシビシ感じちゃう京子。
※火がすごく近いので、火祭りに参加される方は燃えやすい素材などの服は避けられる事をオススメします。
さて、全ての松明が集まったところで
燃やしていきます
階段の麓にくべられた炎は、
松明を入れるたびに激しく燃え盛りそれに呼応するかのように
「サイレイサイリョウ」の掛け声が響き渡ります♪
松明を燃やし終わると、
あるものを取りに行きます、それが・・・
神輿
由岐神社からやって来たものなんですね。
京子が鞍馬寺についた時には、既に仁王門前に鎮座していましたよ。
ここである儀式が行われます!それが・・・
チョッペンの儀
動画を見るとわかりますけど独特のポーズですよね。
ふんどし姿の男性が、神輿の持つ部分を掴み
みんなに担がれながら大開脚~っ!!
これはかつて、大人になる為の儀式であったものだそうです。
こんな勇敢なカッコできたら、そりゃ大人だと認められますね。
奇祭と言われる理由はこういった所にもあるのかもしれませんね
その後、神輿は町内を練り歩き、
こちら由岐神社のお旅所へとやってきます。
お旅所へ帰ってくると神輿を鎮座させるのですけれど、
もう祭りはクライマックス
関係者も見物する人も一緒に
「サイレイ、サイリョウ!」
「サイレイ、サイリョウ!」
「サイレイ、サイリョウ!」
と大盛り上がりなんですよ~♪
どうですかこのテンション
京子は終電の関係で最後の最後まではいられませんでしたけれど、
最後には、お酒とスルメが振舞われていましたよ♪
静に佇む御神輿
そんな火祭りの行われた由岐神社の場所はコチラ↓