こんにちは京子です
さて、今日はまずこの言葉がキーワードですっ。
それは・・・
宿坊(しゅくぼう)
本来は修行中の僧侶が寝泊りをする建物で、
江戸時代になると大衆化し
一般の参詣者や観光客が
宿泊出来るようになった施設です
僧房(そうぼう)とも言うそうです~っ
そんな宿坊が利用出来るお寺・・・
大心院(だいしんいん)です
こちらは、以前にも紹介した妙心寺の中の
塔頭(たっちゅう・境内の中に建てた小院)である中の一つです♪
では、早速っ
宿坊が利用出来るお寺、大心院の中に入りたいと思います~っ。
っと、その前に!山門の立て札に注目・・・
大心院の文字の横に書いてある「阿吽庭(あうんてい)」の文字。
(・∀・)ノそうなんです!
こちらの大心院の見所のひとつである
枯山水庭園があるのですね
それを楽しみに中に入りますと・・・
いきなり出迎えてくれるのが
( ´Д`)!?
・・おじいちゃま・・でしょうか。
こちらは説明書きが無かったので不明でした・・
どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら教えてくださいませ(汗)
そして、京子はお庭を見る為に
どんどん中へ進んでいきます~
受付である庫裏(くり)を通った時に
またまた新しいアイテムを発見
鍵っ
先ほどの山門の扉の鍵?
こちらも調べたのですが説明書きもなく詳細分からず・・
大心院は辺りを見渡したんですけど「こま札」も無かったんですよね。
あえて、いろんな説明書きを省いているようにも思います。
逆にそこが新鮮!
無駄を排除するその姿勢に感服です
そもそも、こちらは
室町時代中期、1492年に足利幕府に仕えていた
細川政元(ほそかわまさもと)という武将が、景川宗隆というお坊さんを迎え始めたものです。
※ちなみに、細川政元は応仁の乱で戦っていた東軍「細川勝元」の息子さんであります♪その後、妙心寺の塔頭となりました。
さて、京子は庫裏を通って次に発見したのが
切石の庭(きりいしのにわ)です。
お庭の石を綺麗に配列し埋め込まれています
左手に見えているのは本堂です。
そして、その奥の建物はというと・・・
祖堂(そどう)
先祖を祀った廟(びょう)なんですね
こちらは1666年に建てられたそうです
そして
いよいよお待たせしました~
こちらの切石の庭の更に奥へと進みますと・・
ありました~!!!
(・∀・)ノ阿吽庭(あうんてい)
昭和を代表する作庭家「中根金作」によって作られた枯山水庭園です。
こちらの阿吽庭は苔と白砂で「陰と陽」を表し、
白砂・奇岩・苔の3つで
龍が天に昇ろうとしている姿を表現しているそうです。
ところで唐突ですけれど
・・・「枯山水」とは何でしょう
よく耳にする言葉だけどじつはあんまり分かっていない
という方へ少しばかりご説明させて頂きます
枯山水は一言で分かりやすく言いますと・・・
(・∀・)ノ「水を使わないんだけど、水のある感じを表した庭」の事なんです。
※枯山水で有名なものは「龍安寺」などがあります♪
え、そのままですよね(汗)
枯山水庭園は室町時代に禅宗寺院の庭を中心に
「瞑想や座禅の場にふさわしい庭」として広がりました。
豪勢で大規模な「回遊式庭園」などと違い
その庭の中を歩いて散策し楽しむ要素は持たずに
屋内から
静かーーーーに、じーーーっと見る
といったスタイルで楽しむものとされています♪
華やかな貴族や大名は「回遊式庭園」を好み、作っているのに比べて
その華やかさとは真逆といっても言いのが、この「枯山水」
わびさびの世界と言ってもいいかもしれませんね。
どちらのお庭のスタイルも京子には魅力的で素敵です
こちらの方丈の前に阿吽庭が広がっています!
さて
最後にこちら大心院では「宿坊」が利用出来るという事ですけれど
京子ブログのご覧の中でも「お寺に宿泊!いいかも~」
と思ってらっしゃる方もいらっしゃるのではないでしょうか!?
こちらの渡り廊下の先に大書院(宿坊)があります
大心院での宿坊を希望者された場合は
電話で空室を確め、ハガキで申し込む。
それでOKです
出される料理はというと、もちろん精進料理!を味わうことが出来るそうですよ~。
※外で食べて来てもOKだそうです。
朝起きると、お坊さんのお話を聞き、それから朝ご飯が出てくるんですって!
お坊さんのお話は強制ではないそうですけど
座禅をしながら説法を聞いてみたいですよね
宿坊を利用している人たちが一緒になって般若心経を唱えたりもするそうです♪
(・∀・)ノ体験してみたい!!
京子が大心院に行った時も
宿坊を利用している観光客の方らしき人もいらしていました。
女性の方も多いみたいで
京子も安心して利用出来るかなと思いました~っ。
と言っても
隣の部屋とは襖一枚を隔てているだけだそうなので
夜は静かに過ごしましょう~22時消灯だそうです!(早い)
そんな宿坊も出来る大心院の場所はコチラ↓
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