こんにちは、京子です


ゴホン、ゴホン・・(汗)

最近、京都は寝苦しい夜が続きますが

皆さんはクーラー付けっぱなしで

寝ていませんか?


京子はつい先日、

クーラーつけっぱなしで

なおかつ扇風機まで回しっぱなし

ちょっと風邪気味で喉も少し痛いのですが


今回は風邪薬「改源(カイゲン)」でおなじみの

・・そうです

建仁寺の「風邪ひいてまんね~ん」に出てくる緑色の鬼

「風邪ひいてまんね~ん」に出てくる緑色の鬼

それの元となった

風神雷神が眠るお寺っ

建仁寺の建仁寺(けんにんじ)

建仁寺(けんにんじ)です!


建仁寺は1202年(建仁2年)に開山された臨済宗のお寺です。

鎌倉幕府二代将軍である源頼家(みなもとのよりいえ)が

寺域を寄進し、栄西(えいさい)というお坊さんが

京都における臨済宗の拠点として開山したのが始まりです。


栄西は日本にお茶を持ち帰ったことでも知られています。


ちなみに源頼家は、不幸の中の不幸人・・・(泣)

父の源頼朝(みなもとのよりとも)亡き後の

鎌倉幕府の将軍職を継いだのはいいんですけど

すぐに政治の独裁権を手放すことになっちゃうんですよね。。


なぜなら頼家が将軍になった後、政務は

13人の合議制になってしまうからなんですね。


つまり、有力な御家人13人が合議によって

政治を動かすことになったんです!

これによって将軍の独裁権はなくなりました。


「えー!(泣)全然そんなのおもしろくなーい!!」

と思うのは当然で、頼家の奥さんのお父さんである

比企能員(ひきよしかず)がもう一度頼家に権力を戻そうと

幕府転覆の謀反を企てちゃうんです


それが比企能員の乱です。

しかし、この乱はすぐに鎮圧され

比企能員は殺されてしまいます。


けれど、これだけでは済まずに

この謀反に将軍である頼家が関わっていたと

言い出す人物が出てくるんですね・・・


その人物とは、北条時政(ほうじょうときまさ)です!


時政は、頼朝の奥さんである

北条政子(ほうじょうまさこ)の父です。

つまり頼家は孫ってコトなんですけどね(汗)


時政は、頼家を幽閉したのち殺害しちゃいます。


恐ろしや・・。

孫を殺しちゃうワケですから!


時政にしてみれば頼家を攻撃する

大義名分が欲しかっただけなんでしょうね~。


で、将軍いなくなったし、うへへー!やったね

ってことで、時政は将軍を補佐する執権として

権力を握るんですね~。

ここから北条氏の執権政治が始まります。


恐ろしや、北条氏(汗)


さて話しは少し脱線してしまいましたが

この建仁寺、場所は八坂神社や祇園、清水寺に近い事もあって

平日でも人が多く、参拝者の多い寺院の1つでもあります~


ではさっそくいってみましょ~


まずは正門である勅使門(ちょくしもん)から

潜って行こうとしたのですが

門を潜る事は出来ず立ち入り禁止っ!残念です。

なので、そのすぐ横にある小さな門をくぐっていざ中へ★


入って、中を歩くと、たくさんの絵馬が!?

ダッシュで近寄ってみると。。。

建仁寺の絵馬

あー!やっぱり♪

風神さんが描かれてるんですね~。


建仁寺の三門、望闕楼(ぼうけつろう)

こちらは三門、望闕楼(ぼうけつろう)とも言い、御所を望む楼閣という意味だそうです。

そして

どんどん人が吸い込まれていく建物を発見!

ん~何かな?と近寄ってみると

建仁寺の本坊(ほんぼう)

なるほど~っと!この建仁寺では

こちらの本坊(ほんぼう)を入り口として方丈(ほうじょう)、東陽坊(とうようぼう)へと進んでいくのが拝観コースのようです

という事で、京子も急いで靴を脱いで中へ上がらせていただきます。


下駄箱に靴を入れて、てくてくと歩き出した、その時!!


目に飛び込んで来たのが


キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!


建仁寺の風神雷神図(ふうじんらいじんず)屏風

風神雷神図(ふうじんらいじんず)屏風

江戸時代初期の画家「俵屋宗達(たわらやそうたつ)」が描いたあまりにも有名な作品ですね~。右手に風神、そして左手に雷神が描かれています。

建仁寺の左手の雷神

こちらは左手の雷神

原本は京都国立博物館にて保管されています。

しかーしここにある風神雷神図もすごい迫力アーンド、神秘的


金を目立たせる為でしょうか、美しいライトアップが

より作品を際立たせていますね♪

まさに吸い込まれそうな勢いでした~っ


しかも、目の前にある売店にはこの風神雷神グッズが目白押し!!!扇子やら、ハンカチやら思わず買っちゃいそうになりました(笑)

物欲を振りほどくように京子は先へと進むのです~♪

建仁寺の法堂(はっとう)

一旦外に出て廊下に歩き、法堂(はっとう)へと足を運びます。


そこで、待ち受けていたのは・・・


建仁寺の超巨大なツインドラゴン

超巨大なツインドラゴン


天井に

どどどーんと描かれている双龍図(そうりゅうず)です。

2002年に創建800年を記念して奉納されたもので

日本画家の小泉淳作さんの作品。

その大きさなんと


畳、108枚分

デカい!

そして、天井に描かれているので5分も見てたら


首が痙攣しそうになってました

orz 危ないぜ京子・・・、汗。

この法堂では双龍図だけでなく本尊釈迦如来座像などもありましたよっ


そしてもう一度廊下を渡り来た道を帰って行きます♪

やっぱり、日本人の心をグッと掴んで離さないといえば

見事な日本庭園ですよね

建仁寺の大雄苑(だいおうえん)

大雄苑(だいおうえん)と呼ばれるお庭の見える縁側には

たくさんの人が腰を下ろし、その枯山水に目を奪われていました。

以前行った、龍安寺の石庭と同じくらいとっても見応えのある

お庭でしたよ~


そして、庭が庭なら、中も中!

中には、雲龍図(うんりゅうず・重要文化財)や、他には

建仁寺の栄西の掛け軸

開山者である栄西の掛け軸もありました。

ん?栄西さんの足元にあるのはスニーカー!?

これはいったい?

なんだかとってもカラフルでトロピカルなんですけど(汗)

建仁寺の拍子木

他に気になったアイテムの拍子木。(だと思うんですが・・・)

あと、お坊さんがバシっと叩く棒、警策(きょうさく)なんかもありました。


歩き進むと、再び外へ。

建仁寺の東陽坊(とうようぼう)

今度は茶室「東陽坊(とうようぼう)」が見えてきました♪

お茶好きの秀吉が主催したお茶会「北野大茶湯」にて

千利休の弟子であった東陽坊長盛(とうようぼうちょうせい)が

建てた茶室を移築したものだそうです

三畳間の空間がニ部屋あり、外から覗く事が出来ました~


そして、また中に戻ってくると

次に見えてきた中庭が

建仁寺の○△□乃庭(まるさんかくしかくのにわ)

○△□乃庭(まるさんかくしかくのにわ)

みなさんおわかりでしょうか?

写真、手前の井戸が四角を表し

枯山水の波紋が丸を、そして一番奥の盛った砂が三角になっているんです。

◯△□を表す漢字は「命」と言われていて

臨済宗僧侶である仙厓(せんがい)の書である「○△□」とも関係があるようで

その書も掛け軸に飾ってありました


建仁寺のもうひとつ中庭

もうひとつ中庭がっ!

こちらは潮音庭(ちょうおんてい)。どれも素敵すぎるお庭ばかり・・・!


そんな素敵な建仁寺を回っている間に

京子の喉の痛みもどこへやら♪

やっぱり風邪の神さんパワーを浴びたおかげでしょうか


「京子、ブログ書いてまんねん!」

ではまた~っ。

そんな風神雷神にも会える建仁寺の場所はコチラ↓

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