メモ2013-10-19
テーマ:その他
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京ゆかりの言葉 その3

今回ご紹介するのは・・・

古都・京都ゆかりの言葉です!


今でも使われる『言葉』の語源には

1200年の歴史を持つ京都ゆかりのものが

多数、存在しています


今回は、そんな『京ゆかりの言葉』を

いくつかご紹介させていただきます!


・折り紙つき

保障出来る事柄に対して『絶対大丈夫、折り紙つきだから!』なんて

言いますよね?

実は、この折り紙って何の事かと言いますと・・・

刀の鑑定書の事なんですねっ。


『折り紙つき』とは、この鑑定書が付けられ始めた

江戸時代初期に生まれた言葉だそうです

その鑑定書を発行していたのが

代々刀の鑑定(目利き)を生業としていた

京都の『本阿弥家(ほんあみけ)』なんですね


中でも有名なのが本阿弥光悦(ほんあみこうえつ)という人物で

刀に携わる仕事以外にも、マルチな芸術センスで

書道家、陶芸家、画家といった様々な顔を持っていたと言われています。


光悦寺

光悦が晩年過ごした鷹ヶ峰(たかがみね・京都市西部)は

芸術村として栄え、彼を慕う画家、陶芸家、工芸職人らが

ここに集まったと言われ、その後『光悦寺』が建てられました。

※本阿弥光悦について詳しくは本阿弥光悦ゆかりの地巡りの記事をご覧下さい。


・太鼓判を押す

こちらも『折り紙つき』と同様に

間違いない!保障しますよ!といった意味で使われる言葉ですよね。


その言葉もなななーんと

先ほどご紹介した『本阿弥家』が関係しているんです


ズバリ!この太鼓判とは

本阿弥光徳(ほんあみこうとく)という人物が

豊臣秀吉から頂いた判(印)の事だと言われています

つまり『太閤(たいこう・秀吉の事)の判 』って事なんですね。


豊国神社

こちらは死後、秀吉が祀られた豊国神社です。徳川の世となった際には廃寺寸前まで追い込まれたと言われています。詳しくは豊国神社の記事をご覧下さい。


これは本阿弥光徳による刀の目利きが大変優れていた事から

豊臣秀吉より天下一の刀鑑定氏と認められ

その証として銅製の印判が与えられたそうです。


その後、刀に付けられるようになった鑑定書には、この太閤の判が押されたそうですよ。

※この他の説としては、甲斐の国で流通した甲州金(太鼓判)の事を指しているとも考えられています。


・寒天(かんてん)

あの独特の歯ごたえがたまらない、海藻から出来た食べ物『寒天』の

名前の由来には、京都のあるお寺の住職が関係しているんですね


その住職とは・・・


萬福寺

萬福寺を建てた事で知られる隠元(いんげん)です。

寒天は、安土桃山時代、伏見で旅館を営んでいた美濃屋太左衛門という男が

ところてん(心太)を、寒い屋外に放置してしまった事から

偶然出来た食べ物なんですね


海藻の匂いが抜け、ところてんよりも食べやすくなったという事で

隠元に試食してもらったところ、絶賛され

精進料理の食材として活用される事となりました


この時、隠元自らがこの食べ物に名前を付けたそうで

『寒空』や『冬の空』『寒空に晒したところてん』などという意味を掛け合わせて『寒天』と呼ばれるようになったそうですよ。


・ろれつが回らない

不明瞭な言葉で、聞き分ける事が出来ない状態を

「呂律が回らない」と言いますが、これは

声明(しょうみょう)の調(ちょう・音階)である

『呂曲(りょきょく)』と『律曲(りつきょく)』が深く関係しているんですね


まず、声明について簡単にご説明しますと

お経に節やリズムをつけた声楽(仏教音楽)の事で

天台宗の開祖で知られる最澄(さいちょう)の弟子にあたる

円仁(えんにん)によって日本に持ち込まれました


その後、京都の大原(京都北部)の地で盛んになり、道場などが建てられたそうです。


『ろれつが回らない』とは、そんな声明に関する言葉が起源とされ

声明の調(音階)が上手く噛み合わなかったり

調の使い分けが出来ず、どれに分類されるのか

分からないような旋律を

『呂律(りょりつ)が回らない』と言ったんですね


来迎院

こちらの来迎院は、その際に声明道場を起源とするお寺です。声明の調(ちょう・音階)から名前が取られた『呂川(ろがわ)』と『律川(りつがわ)』が流れているんですよ。詳しくは来迎院(大原)の記事をご覧下さい。


この呂律が転化して

『ろれつが回らない』という言葉が生まれたそうですよ


という事で今回は京ゆかりの言葉をご紹介させていただきました。



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