 | 2018-01-08 |
| テーマ:京都ネタ | |
にらみ鯛
みなさん！明けましておめでとうございます！
今回ご紹介するのは、京都の風習、お正月料理である
睨鯛（にらみだい）です！
にらみ鯛とは、読んで字のごとく
にらんだ顔をした鯛・・・というわけではありませんよ
にらみ鯛とは、尾頭付きの塩焼き鯛を お正月3が日の間、一切手をつけずに、 ただ見る、眺める、睨む（笑）！ そして4日目以降になったら食べる、 そういった京都の風習のことなんですね～♪
けれどかつては鯛を食べずにただただ
睨むから『にらみ鯛』と
いうわけでもなかったようです
古くは小鯛一双（いっそう：一対）を
藁（わら）で結んで、竈（かまど）の上に掛け、
それを6月1日に降ろして、吸い物等にして祝い、
邪気を祓ったというんですね
その時に掛けられた鯛が
あたかも睨み合う格好になるので
にらみ鯛というわけなんです
また、鯛が掛けられていることから
掛鯛（かけだい）ともいわれたそうですよ
今では、竈の上じゃなく
食事のたびに食卓に上げたり
床の間や神棚にお供えしたりと
それぞれの家ごとに
にらみ鯛を飾る場所が違うようです
また、にらみ鯛は、お正月だけでなく、 お祝いのめでたい席でも 出される縁起物だったりするそうです♪
鯛は『めでたい』に通じることから
大変縁起が良いものと考えられていますよね
それにしても、せっかく用意した鯛だから
すぐに食べてしまったほうが美味しいのに！
と、思ってしまったりします
ちなみに現在では4日目以降に
食べられる場合が多いんですけれど
1月20日の『骨正月（ほねしょうがつ）』に
食べるという習慣もあるようです
骨正月とは、正月料理で使われた
鰤（ぶり）や鮭（さけ）等の魚の骨を
捨ててしまわずにとっておいて、
正月の終りである1月20日の
二十日正月（はつかしょうがつ）に煮て、
大根とともに食べるというものなんですね。
正月のものは残さないという考え方です
骨正月は、魚の頭まで食べることから
『頭正月（かしらしょうがつ）』とも
言われているんですよ
そして、いよいよ頂く時には
普通、そのままでは食べないんですね。
と、言いますのも、鯛を塩焼してから
時間がずいぶん経ってますから
あまり味が美味しくないんです
ですから鯛飯にしたり、お吸い物にしたり、炊き上げたり
と家によって食べ方がいろいろあるんですね
最近は、にらみ鯛を行っている家が
減ってきているとも聞きますけれど
それでも年末、錦市場に行けば
おっきな焼き鯛がたくさん並び
お客さんで大変賑わっています
という事で今回は、京都の風習、お正月料理である
にらみ鯛をご紹介しました～♪
皆さんも機会があったら是非
お正月ににらみ鯛を飾ってみて下さいね
1 ■楽しみにしていました。
この１年近く毎日アクセスをしていました。久しぶりの記事を楽しく拝見させていただきました。ありがとうございました。
kazさん 2018-01-08 11:38:36
2 ■Re:楽しみにしていました。
＞kazさん
長い事お待たせしてしまってすみません。今後は毎日ちょっと難しいですけれど、更新していくようにがんばります！
京子 2018-01-09 06:10:25
3 ■更新されて安心しました
長い間更新されてなくて心配しましたが、更新されて安心しました
無理のない範囲で京都をご紹介頂けると幸いです
しん☆さん 2018-01-09 12:48:42
4 ■Re:更新されて安心しました
＞しん☆さん
ご心配おかけしてしまってすみませんm(_ _)m
これからも頑張って京都を紹介していきます！
京子 2018-01-10 16:16:11
5 ■お元気で良かったです！
ブログ更新されてないので心配してました。京子さんのブログに出会って、色んな京都を知ることができて、いっそう京都が好きになりました。京都検定3級、2級と順調に合格して、昨年末に受けた1級は残念ながら1発合格とはならなかったですが（今日通知が来ました）今年も楽しく勉強しようと思ってます。
これからも楽しみにしてます。
まゆちるさん 2018-01-26 14:59:46
6 ■無題
更新ありがとうございます！お元気そうで、安心しました。無理されず、ボチボチ続けてください。これからも応援しています(^^)
アイコ☆さん 2018-02-01 17:09:23
7 ■無題
久々の更新、とても嬉しいです。これからも無理なく続けてください！
アイコさん 2018-02-04 23:00:57
8 ■福勝寺について
寺門ジモンさんのブログを読み、こちらにお邪魔させていただきました。勉強になりました。ありがとうございました。
マズガオンさん 2018-02-19 04:38:11
