みなさん!明けましておめでとうございます!

今回ご紹介するのは、京都の風習、お正月料理である

睨鯛(にらみだい)です!

睨鯛(にらみだい)

にらみ鯛とは、読んで字のごとく

にらんだ顔をした鯛・・・というわけではありませんよ


にらみ鯛とは、尾頭付きの塩焼き鯛を お正月3が日の間、一切手をつけずに、 ただ見る、眺める、睨む(笑)! そして4日目以降になったら食べる、 そういった京都の風習のことなんですね~♪


けれどかつては鯛を食べずにただただ

睨むから『にらみ鯛』

いうわけでもなかったようです


古くは小鯛一双(いっそう:一対)を 藁(わら)で結んで、竈(かまど)の上に掛け、 それを6月1日に降ろして、吸い物等にして祝い、 邪気を祓ったというんですね


その時に掛けられた鯛が

あたかも睨み合う格好になるので

にらみ鯛というわけなんです


また、鯛が掛けられていることから

掛鯛(かけだい)ともいわれたそうですよ


今では、竈の上じゃなく

食事のたびに食卓に上げたり

床の間や神棚にお供えしたりと

それぞれの家ごとに

にらみ鯛を飾る場所が違うようです


また、にらみ鯛は、お正月だけでなく、 お祝いのめでたい席でも 出される縁起物だったりするそうです♪


鯛は『めでたい』に通じることから

大変縁起が良いものと考えられていますよね


それにしても、せっかく用意した鯛だから

すぐに食べてしまったほうが美味しいのに!

と、思ってしまったりします


ちなみに現在では4日目以降に

食べられる場合が多いんですけれど

1月20日の『骨正月(ほねしょうがつ)』

食べるという習慣もあるようです


骨正月とは、正月料理で使われた 鰤(ぶり)や鮭(さけ)等の魚の骨を 捨ててしまわずにとっておいて、 正月の終りである1月20日の 二十日正月(はつかしょうがつ)に煮て、 大根とともに食べるというものなんですね。 正月のものは残さないという考え方です


骨正月は、魚の頭まで食べることから

『頭正月(かしらしょうがつ)』とも

言われているんですよ


そして、いよいよ頂く時には

普通、そのままでは食べないんですね。


と、言いますのも、鯛を塩焼してから

時間がずいぶん経ってますから

あまり味が美味しくないんです


ですから鯛飯にしたり、お吸い物にしたり、炊き上げたり

と家によって食べ方がいろいろあるんですね


最近は、にらみ鯛を行っている家が

減ってきているとも聞きますけれど

それでも年末、錦市場に行けば

おっきな焼き鯛がたくさん並び

お客さんで大変賑わっています


という事で今回は、京都の風習、お正月料理である

にらみ鯛をご紹介しました~♪


皆さんも機会があったら是非

お正月ににらみ鯛を飾ってみて下さいね

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