メモ2015-12-11
テーマ:カフェ・スイーツ

かま八老舗(月心)

今回ご紹介するのは

京都市上京区の西陣(にしじん)にある

かま八老舗(かまはちろうほ)のどら焼き


月心(げっしん)


月心(げっしん)です!


かま八老舗は、1806年(文化3年)に

創業された約200年続いている

京都の老舗和菓子屋店で

地元西陣の呉服・織物に携わっている旦那衆に

『西陣のどらやき屋さん』と呼ばれて

親しまれてきました


かま八老舗

かま八老舗


そんなかま八老舗は
実は、初めから和菓子屋店を
営んでいたワケではなく
もともと茶釜(ちゃがま)の販売を
行っていたお店だというんですね~

※茶釜というのは、茶道具の1つで、お茶に使う湯を沸かす為の釜の事です。


月心が入った箱

月心が入った箱。茶釜が描かれています。


その後、分家独立して

和菓子屋を営むようになったんですけれど

その際、お店の名前を決めるにあたって

本家の茶釜と浄瑠璃(じょうるり)を

嗜んでいたときの名前『かま八』から取って

『かま八老舗』としたそうです


かま八老舗の看板

かま八老舗の看板


そして今回ご紹介するどら焼きの
月心』は、現当主である
6代目の岡本隆史(おかもとたかし)さんが
考案したものなんだそうですよ


かま八老舗の暖簾

かま八老舗の暖簾 「西陣 どらやき」と書かれています。


月心は、隆史さんの父の代の

名物だった『猫の耳』というどら焼きの

面影を残しているお菓子として

評判がいいそうです


箱詰めされた月心

箱詰めされた月心


というのも、かつてあった

名物『猫の耳』

隆史さん20歳の時に亡くなった

隆史さんのお父さんしか製造方法がわからず

作る事が出来なくなってしまったんですね


けれど隆史さんが研究を重ね
『猫の耳』の面影を残した
月心』を考案するに
至ったというワケです


月心の包み紙

月心の包み紙


そんな月心は、二つ折りになった生地で

上質の粒餡を包んだどら焼きなんです


どらやき月心

どらやき月心


さて、その月心を実際に食べてみると・・・


生地に生姜(しょうが)を
練り込まれているので
食べた瞬間、口の中いっぱいに
生姜の風味が広がります


月心

月心


そして上品な甘さの餡が

とっても美味しいんですよ~!!

西陣に来られた際には

是非とも立ち寄ってみて下さいね


という事で今回は、西陣の老舗和菓子屋である

かま八老舗のどら焼き月心をご紹介しました


かま八老舗の場所はコチラ↓



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