メモ2015-08-31
テーマ:お寺
関連:きうり加持(神光院) / 新春大護摩法要(神光院) / 

神光院

今回ご紹介するのは

京都市北区の西賀茂(にしがも)にある


神光院(じんこういん)


神光院(じんこういん)です!


神光院は、1217年(建保5年)に

上賀茂神社(かみがもじんじゃ)の神職であった

松下能久(まつしたよしひさ)が

『霊光の照らした地に一宇を建立せよ』

といった、ご神託を受けて

大和三輪の慶円(けいえん、きょうえん)を

招いて建てた真言宗のお寺です


神光院という名前も

ご信託にちなんでつけられたそうですよ


ちなみに神光院が創建されるまでは

瓦職人の宿に用いられ『瓦屋寺』

呼ばれていたそうです!


こま札


そんな神光院は、平安時代の
高僧で知られる弘法大師(こうぼうだいし)
空海(くうかい)ゆかりのお寺で
『西賀茂の弘法さん
(にしがものこうぼうさん)』や
『厄除けお大師さん
(やくよけおだいしさん)』と呼ばれ
京都三大弘法の1つに
数えられているんですね

※京都三大弘法について詳しくは、三弘法詣の記事をご覧下さい。


弘法大師像

境内にある弘法大師像


空海が42歳の時に

90日間の修行を行った場所として知られ

修行の後、境内の池に写った自分の姿を見て

木像(弘法大師像)を彫り

厄除け祈願したといわれているんですよ


また、その時に
眼病治癒の祈祷もしていた事から
眼病にご利益があると信じられ
『眼病祈祷の寺』としても
知られているんですね


昔は空海が作ったと伝わる薬を

眼病祈願に訪れた人に

配っていたんだそうですけれど

現在は御符が配られているそうです

※空海について詳しくは石上神社の記事をご覧下さい。


それでは早速、中に入っていきましょう


山門

山門


まず山門をくぐって

左手にあるのが茶室である

『蓮月庵(れんげつあん)』です。


蓮月庵(れんげつあん)


幕末の歌人で陶芸家の

大田垣蓮月(おおたれんげつ)が晩年

この地で尼僧として隠棲をした茶室なんですね


その蓮月庵の奥に本堂があります。


本堂

本堂


本堂の中には、ご本尊である
42歳の空海が彫ったと伝わる
空海自作の弘法大師像が
安置されています


そんな神光院では

毎年7月21日と土用丑の日に

諸病封じのきうり加持

行われているんですよ


きうり加持

きうり加持


空海が中国から持ち帰った厄除けの秘法で
きゅうりの中に病を封じ込め
土に埋めたり、川に流す事によって
病気を退散させるというものなんですね


境内にはきゅうりを納める

『きうり塚』もあります

きうり加持について詳しくは、きうり加持 2012(神光院)の記事をご覧下さい。


きうり塚

きうり塚


ということで今回は

空海ゆかりの地である神光院を

ご紹介しました~


神光院の場所はコチラ↓



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