2015-01-11 | |
テーマ:祭り・イベント |
奉射祭(西七条御旅所)
今回ご紹介するのは
松尾大社(まつのをたいしゃ)の
西七条御旅所(にしななじょうおたびしょ)で行われた
奉射祭(ほうしゃさい)です!
奉射祭は
毎年お正月の1月5日以降の日曜日に
西七条御旅所で行われているもので
本殿横に的が設けられ
矢の当たり具合で
その年が豊作かどうかの豊凶を占い
五穀豊穣・豊作祈願をする神事なんです
また、災厄を矢で祓い
1年の無事を祈るという意味もあるみたいですよ
そんな奉射祭なんですけれど
いつ頃から行われていたのか
詳しくはわかっていないそうなんです
けれど江戸時代の初め頃には
すでに行われていたみたいです。
御旅所についても
簡単にご紹介しますと・・・
御旅所とは
神社の祭において
神様を乗せたお神輿の巡行をする際に
神様が休憩、お泊りする場所の事なんですね~
※通称『おいで』と呼ばれる松尾祭の神幸祭では4つの神輿と唐櫃(からひつ)がここ西七条御旅所に安置されます。松尾祭の神幸祭について詳しくは、松尾祭 神幸祭 2012(松尾大社)の記事をご覧ください。
そして松尾大社の御旅所は
平安時代の宮中の
年中行事について書かれている
『年中行事秘抄(ねんちゅうぎょうじひしょう)』によれば
平安時代の12世紀初め頃には
すでにあった事がわかっているんですよ
その後、明治時代初期に
西七条に3つあった御旅所を1つにして
現在地に定め西七条御旅所としたそうです。
西七条だけでも3つの御旅所があったなんて
昔から松尾大社がいかに大きかったか
わかりますよね
余談ですけれど松尾大社は
上賀茂神社(かみがもじんじゃ)
下鴨神社(しもがもじんじゃ)についで
古い神社なんですよ♪
では早速、レポートしていきましょう!
10時半頃境内につくと
神職をはじめ氏子の方が集まっていました。
その後、的や神饌を持って本殿の中に入ります。
こちらは神事で供えた神饌です!
本殿の裾から神饌が運びこまれるのは
見たことがある人も多いと思うんですけれど
こうしてお櫃の中から取り出して
献上されるのは、珍しいですよね♪
本殿では
祝詞奏上(のりとそうじょう)や
玉串奉奠(たまぐしほうてん)が
20分ほど行われました
その後、本殿横に的を設けます。
ちなみに戦前までは
西七条御旅所境内の南に能舞台があったそうで
そこに的を設けていたんだそうですよ
的の裏には『鬼』と書かれていました!
そして的が設けられると
神職の方によって的に矢が5本射られます
見事真ん中に的中しましたよ~
宮司さんが華麗に的を射る様子は動画でご覧ください♪
的に当ると氏子の方もホッと安心したのか
笑みがこぼれていました
その後、氏子の方々は
直会(なおらい)をしてお開きとなります。
そんな奉射祭が行われた
西七条御旅所の場所はコチラ↓
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