メモ2014-06-09
テーマ:神社

松尾神社

今回ご紹介するのは

京都市の伏見区竹田(ふしみくたけだ)にある

松尾神社

松尾神社(まつおじんじゃ)です!


松尾と聞くと西京区にあって

お酒の神様として有名な

松尾大社(まつのおたいしゃ)を思い出しますよね


同じ松尾と名の付く2つの神社なんですけれど

関連性はおそらく無いと思います。


なぜなら松尾大社のご祭神は

・大山咋神(おおやまくいのかみ)

・市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)

という2柱を祀っているんですけれど

今回ご紹介している松尾神社の

ご祭神は木花咲耶姫命(このはなのさくやひめのみこと・木花開耶姫命)

なんです


木花咲耶姫命を祀る松尾神社

神社の名前が似ていたので

松尾神社の神様を

勧請してきたのだと思ったのですけれど

どうも違うようですね~


説明板

松尾神社にあった説明を見てみると

いつ頃の創建なのかは

良くわかってないそうなんですけれど

まだこの場所が野田村(のだむら)と呼ばれていた頃に

「村の中心で一番高い場所に祀るように」

とのご神託があり

村の中心で一番高い場所であったこの場所に

野田村の鎮守社として創建されたと言われています。

つまりこの辺りの産土神(うぶすながみ)であったという事ですよね

※産土神とは、土地の守護神の事です。


そして地元の方には

特に安産の神様として信じられていたそうで

女性からの信仰が篤いそうですよ~


では早速レポートしてきましょう!

まず松尾神社は東西それぞれに


西側の鳥居

西側の鳥居


鳥居があって両方から


東側の鳥居

東側の鳥居


入れるようになっています。


どちらが正門にあたるのかは

ちょっとわかりませんでした


境内はそれほど大きくなく

小さな神社なんですけれど

とても綺麗にされている印象を受けましたよ


こちらは拝殿です。

拝殿

本殿は拝殿の後ろにあります。


さて冒頭でも少しお話しましたけれど

松尾神社のご祭神

木花咲耶姫命は

絶世の美女と言われた神様なんですよ♪


彼女は古事記(こじき)や

日本書紀(にほんしょき)に登場する神話の神様で

天孫降臨(てんそんこうりん)に登場する神様としても有名です。

※天孫降臨とは高天原(たかまがはら・天上界)から葦原中津国(あしはらのなかつくに・日本の国土の事)へ邇邇芸命(ににぎのみこと)が降り立った事です。天孫降臨について詳しくは、道祖神社の記事をご覧ください。


ちなみに、あまりの美しさに

一目惚れしたのが

天照大神(あまてらすおおみかみ)の孫にあたる

邇邇芸命なんですね


彼はその後、彼女の父親である

『大山祇神(おおやまつみのかみ)』に

結婚の許しを貰いに行きます。


見事結婚の許しをもらい

2人の間には子供が生まれるんですけれど

あるエピソードがあった事から

子供達(3人)の名前には

『火』という字が付けられるようになったんですよ

※邇邇芸命の女性泣かせなエピソードについて詳しくは、火尊天満宮の記事をご覧下さい。


そして、その中の子供の1人が

後の天皇家に繋がっていくんですね。

※この辺りについて詳しくは大将軍神社(西賀茂)の記事をご覧下さい。


神馬の像

拝殿前にあった神馬の像です。

そしてこちらは久利加良辨財天です。


久利加良辨財天


ちなみに少し前

富士山が世界遺産になりましたけれど

実は木花咲耶姫命は

富士山にも御鎮座されている神様なんです!!

ご存知でした


また『暗闇の奇祭』と言われる

県祭(あがたまつり)を行っている

県神社の祭神でもあるんですよ

県祭について詳しくは、県祭 2012(県神社)の記事をご覧下さい。


そんな松尾神社の場所はコチラ↓


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