2014-06-04 | |
テーマ:京都検定 |
京都検定過去問 その302
本日は京都検定の過去問を出題させていただきます。
では、早速いってみましょう
1問目です。
【問題】
化野念仏寺(あだしのねんぶつじ)において、境内の無縁仏に灯明をあげる地蔵盆の行事はどれか。
ア.六斎念仏
イ.万灯流し
ウ.松上げ
エ.千灯供養
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
エ.千灯供養
千灯供養は
毎年8月23日・24日の夕刻から夜にかけ
無数のローソクを立てて行われる行事です。
観光地として有名な嵯峨の奥にある
化野念仏寺のある辺りは
かつて埋葬地だったと言われているんですね
弘法大師・空海が
この地にお寺を建て無縁仏を供養したのが
化野念仏寺の始まりと言われているんですよ。
では、2問目です。
【問題】
増大する紙需要に対応するため、明治9年(1876)、京都府が設置した官営の製紙工場(パピールファブリック)は、現在のどの辺りにあったか。
ア.北白川(きたしらかわ)
イ.伏見(ふしみ)
ウ.山科(やましな)
エ.梅津(うめづ)
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
エ.梅津
梅津は京都市の西にあるエリアの事です。
梅宮大社の拝殿
梅や酒の神様として知られる梅宮大社も
梅津にあるんですよ。
製紙工場が梅津の地に選ばれた理由は
近くを流れる桂川の水を利用する事が
可能だったからなんだそうです
3問目にいってみましょう。
【問題】
太秦に築造された蛇塚古墳(へびづかこふん)は、このあたりに勢力をもっていた渡来系氏族の首長墓と考えられる。その氏族はどれか。
ア.八坂氏(やさかし)
イ.小野氏(おのし)
ウ.秦氏(はたし)
エ.土師氏(はじし)
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ウ.秦氏
秦氏は
京都に都が遷都される前から住んでいた氏族で
朝鮮半島の百済(くだら)から
日本に来たと言われているんですね。
※新羅(しらぎ)からやって来たという説もあるそうです。詳しくは、秦氏ゆかりの地巡りの記事をご覧下さい。
蛇塚古墳は
古墳時代後期に作られたと言われ
元々は、全長約75メートルの前方後円墳だったそうですよ
※現在残っているのは石室部分(17.8メートル)部分のみです。
その名前の由来は
石室内に蛇が棲息し
岩石の間から出入りしていた事から名付けられたそうです。
最後は1級からの出題となるので
選択問題ではありません。
ズバリでお答え下さい!
【問題】
千宗旦(せんのそうたん)の二男( )は武者小路千家(むしゃのこうじせんけ)を興し、讃岐高松松平家に出仕して、茶道家元としての基盤を固めた。
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
一翁宗守(いちおうそうしゅ)
一翁宗守は
一時、父の元を離れ
『吉岡甚右衛門(よしおかじんうえもん)』と名乗り
塗師になったと言われています。
その後、千家に戻ると
武者小路千家の代表的茶室として有名な
官休庵(かんきゅうあん)を建て
茶人として生きたんですね
三千家や利休にゆかりのある大徳寺
ちなみに一翁宗守以降も
歴代の家元は
讃岐高松松平家の茶道指南を務めたそうですよ。
という事で今回も4問出題させていただきました。
みなさんは何問正解されましたか?
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