2013-10-12 | |
テーマ:京都検定 |
京都検定過去問 その225
今回は京都検定の過去問をお送りします。
気軽にチャレンジしてみてくださいね
では早速1問目です!
【問題】
明治24年(1891)、琵琶湖疏水の付帯工事として造られた水力発電所の建設地はどこか。
ア.北白川(きたしらかわ)
イ.下鴨(しもがも)
ウ.松ヶ崎(まつがさき)
エ.蹴上(けあげ)
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
・・・
・・・
・・
では、答えですっ。
【答え】
エ.蹴上
蹴上は京都市の西にある地域で
紅葉などで有名な南禅寺が近くにあります。
※琵琶湖疏水の分線が境内の水路閣の上を流れているんですよ。
ちなみにこの蹴上という地名は
牛若丸として有名な源義経に
馬が水を蹴り上げたエピソードから
付けられた名前だと言われているんですよ
※詳しくは、京のユニークな地名 その4の記事をご覧ください。
続いては2問目です。
【問題】
茶道に関わり三千家に出入りする( )は、千家十職(せんけじゅっしょく)のうち釜師である。
ア.中村家(なかむらけ)
イ.黒田家(くろだけ)
ウ.樂家(らくけ)
エ.大西家(おおにしけ)
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
・・・
・・・
・・
では、答えですっ。
【答え】
エ.大西家
大西家は
江戸時代初期から約400年続く
釜師(かまし・茶の釜を作る職人)です。
当主は、代々『大西清右衛門(おおにしせいえもん)』という名前を継ぎ
現在で16代目なんだそうです
ちなみに三千家とは
『表千家、裏千家、武者小路千家』の事です。
始祖には、わび茶を大成させた
『千利休』が有名ですよね。
大徳寺は三千家と関わりが深かった事から
『大徳寺の茶面(ちゃづら)』とも呼ばれているんですよ
続きましては3問目です。
【問題】
京都の俗諺(ぞくげん)にある「白川夜船(しらかわよふね)」といえば、( )やぐっすり眠ることの意味である。
ア.思い出話
イ.月見茶会
ウ.蛍狩り
エ.知ったかぶり
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
・・・
・・・
・・
では、答えですっ。
【答え】
エ.知ったかぶり
京都に行ってきたふりをした者が
知ったかぶりをした事から
生まれたことわざと言われています。
一体、どんな知ったかぶりをしたのかと言いますと
白川(白河・しらかわ・京都の地名)の事を聞かれ
実際には京都に行ってもないのに
行ってきたふりをする為に
「夜船で通ったから寝ていて分からなかったよ。」
と答えたそうです。
川と聞くと
水が流れる川をイメージしちゃいますよね。
そう思い込んで、このように答えたんですね。
※この他にも、実際にある白川は船すら浮かべられないのに、知ったかぶりをして、思わず『夜船で通って気付かなかった。』と言いつくろったのが語源だとも言われています。
この白川の地というのは
かつて京都にあった地名で
現在の岡崎(京都市左京区)を中心とした一帯だと言われています。
ちなみに岡崎には
うさぎで有名な『岡崎神社』があるんですよ。
※岡崎神社について詳しくは、岡崎神社 その1、岡崎神社 その2の記事をご覧下さい。
さい。
では最後の問題です。
1級からの出題になりますので選択肢ではありません!
ズバリでお答え下さい。
【問題】
唐から伝来した散楽(さんがく)や日本古来の諸芸が交じり合い、平安時代に盛んになった芸能で、後に能・狂言に発展したのは何か。
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
・・・
・・・
・・
では、答えですっ。
【答え】
猿楽(さるがく)
散楽とは
軽業や曲芸、舞踏などの芸能です。
猿楽と言えば
室町時代に活躍した
猿楽師(さるがくし)の
観阿弥(かんあみ)・世阿弥(ぜあみ)の親子が有名ですよね
彼らは能の祖とも言われ
新熊野神社(いまくまのじんじゃ)では
後の室町幕府3代将軍となる
足利義満(あしかがよしみつ)の前で
猿楽を披露したと言われています。
これがきっかけとなり
以後、彼らは幕府の庇護を受けたそうですよ。
※新熊野神社について詳しくは、新熊野神社の記事をご覧下さい。
という事で本日も4問出題させて頂きました。
皆さんは何問正解されましたか?
Tweet
雑談掲示板 新着