2013-10-07 | |
テーマ:京都検定 |
京都検定過去問 その224
今回も京都検定の過去問を
お届けしたいと思います
写真と解説付きですので
是非、問題にチャレンジして下さいね
では早速1問目です。
【問題】
優れた土木技術で桂川流域を開発し、養蚕や機織などの新しい技術を伝えた氏族はどれか。
ア.秦氏(はたし)
イ.小野氏(おのし)
ウ.土師氏(はじうじ)
エ.賀茂氏(かもし)
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ア.秦氏
秦氏は渡来系の民族で
都が京都に遷都される前から住んでいたと言われています。
高度な技術を持ち
織物や絹の製造以外にも
酒造りに精通していたとそうですよ
京都にはそんな秦氏ゆかりの場所が
数多くあります。
秦氏の氏寺と言われる広隆寺や
秦忌寸都理(はたのいみきとり)により
創建された松尾大社
秦氏一族が埋葬されていたとされる
蛇塚古墳などがあるんですよ。
※詳しくは、秦氏ゆかりの地巡りの記事をご覧下さい。
続いて2問目です。
【問題】
京都御所の紫宸殿(ししんでん)南庭に植えられている樹木は、左近の桜と右近の何か。
ア.梅
イ.桃
ウ.橘
エ.椿
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ウ.橘
平安京内裏(だいり・皇居や官庁のあった場所)に建てられた紫宸殿は
最も格式の高い正殿で
即位礼などの重要な儀式が
執り行われていた場所です
この南庭に
左近の桜、右近の橘があったそうですが
平安時代初期には『桜』ではなく、『梅』が植えられていたそうですよ。
その梅が仁明天皇(にんみょうてんのう・第54代)の頃に枯れた為
桜に変わったと言われています。
かつて南庭に植えられていた
左近の桜が移植されてるんですよ
※詳しくは、宗像神社の記事をご覧下さい。
では3問目にいってみましょう。
【問題】
比叡山へのアクセスで、八瀬から出ている叡山ケーブルカーは、( )において日本一のケーブルカーである。
ア.乗客数の多さ
イ.標高差
ウ.距離の短さ
エ.距離の長さ
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
イ.標高差
標高差は
561メートルあります。
叡山ケーブルカーは1925年に開通し
比叡山山頂までの延長1.3キロを
9分で移動するそうですよ
山頂にある延暦寺は
天台宗の総本山であり
世界遺産として有名ですよね。
※詳しくは延暦寺(東塔)、延暦寺(西塔)、延暦寺(横川)の記事をご覧下さい。
では、最後の問題です。
1級からの出題になりますので、選択肢ではありません。
ズバリでお答え下さい!
【問題】
宇治市莵道(とどう)の宇治橋下流で9月(2007年)、豊臣秀吉が宇治川を巨椋池(おぐらいけ)から切り離し、伏見城のすぐそばまで導くために築いた( )とみられる遺構が見つかった。
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
太閤堤(たいこうづつみ)
莵道は宇治橋より
約1キロほど北に位置するエリアです。
太閤堤は16世紀に
前田利家らに命じて、作らせた
総延長が12キロあるとされる大堤防なんですよ
※今回、発見されたのは、その一部分(約75メートル)で2009年には国の史跡に指定されたそうです。
この治水工事によって伏見地区は
水運が発達し、繁栄したと言われています。
という事で本日も4問出題させていただきました!
皆さんはいくつ正解されましたか?
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