メモ2012-11-11
テーマ:祭り・イベント
関連:愛宕念仏寺 / 息災護摩供(愛宕念仏寺) / 

天狗の宴(愛宕念仏寺)

こんにちは京子です。

今回ご紹介するのは11月11日に

愛宕念仏寺(おたぎねんぶつじ)で行われた・・・

天狗の宴

天狗の宴(てんぐのさかもり)です

※毎年11月の第2日曜日に行われます。


愛宕念仏寺

京都の北に位置する愛宕山のふもとにあり

先代住職の手により

荒れ果て閉鎖されていたお寺が復興されました。

境内には1200体もの羅漢像がある事で有名なんですよ

※詳しくは愛宕念仏寺の記事をご覧ください。


そんな愛宕念仏寺で行われる天狗の宴

天狗姿の山伏から厄払いのお加持が受けられる法要です

※加持とは、触れる・受けるといった意味があります。


古くは正月の2日に行われていたそうなんですけれど

現在は景色の綺麗な秋の紅葉シーズンに行っています。


では早速、愛宕念仏寺の『天狗の宴』をレポートしたいと思います。

13時過ぎに境内へ到着すると

ちびっこ明神太鼓

『ちびっこ明神太鼓』の奉納が本堂で行われていました


9人の子供達が交替しながら一生懸命に太鼓を叩き

ちびっこ明神太鼓

中には、ちょっとした演技をしながら

太鼓の演奏を行っている子供もいて皆さん微笑まれていましたよ。

※彼らは剣神社(織田信長が氏神として信仰した神社)の神官であった忌部氏(後の織田家)がある福井県織田町という所から来られているそうです。


30分程で太鼓の奉納が終わると

続いて5人の山伏が法螺貝の音と供に

本堂の向かいにある地蔵堂から本堂へとやって来ます


堂内では法要が行われ

30人程いる参拝者と供に般若心経が読まれました。

※経典は事前に配られ一緒に読み上げる事が出来ましたよ。



20分程で法要が終わると

山伏の方は一度、天狗に変装する為に地蔵堂へと戻ります。


山伏扮する天狗

しばらくすると地蔵堂から山伏扮する天狗が

2枚の板(30cm程の薄い板)同士を叩き合わせながら

再び本堂へとやって来ます。


矢を受けとります

石段を上った所で矢と

色分けされた矢

弓を受け取ると

向かって本堂の右角で

東西南北と鬼門の方角に放ちます

東西南北と鬼門の方角に向けて弓矢を放ちます。


合計5つの方角に弓矢を放ち終えると再び弓矢を返し

板を鳴らしながら本堂を時計回りに1周し堂内へと入り

いよいよ、お加持が行われます


住職からヒノキを受けとります

住職からヒノキを受けとります。


ヒノキを持ち厄払い

ヒノキを持った天狗の前に前かがみで参拝者が座ると

天狗が「南無千観、南無千観、南無千観」と唱え

厄払いをします。


千観厄除札

その後、天狗から千観厄除札が授与され

1時間程で天狗の宴は無事に終了しました。



本日は雨だったので晴れの日とは工程が違うかも知れません。

その辺はぜひ来年行かれ確認されてみてはいかがでしょうか


そんな天狗の宴が行われた愛宕念仏寺の場所はコチラ↓


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