2011-04-06 | |
テーマ:お寺 |
霊鑑寺
こんにちは京子です。
さて、本日は
霊鑑寺(れいかんじ)です。
現在、春の特別公開中という事で、ご紹介させて頂きます♪
石碑には「霊鑑寺門跡」と書かれています
ちなみに、この門跡とは何かと言いますと
門跡寺院(もんせきじいん)の事で
こう呼ばれるお寺は
皇族や摂家が出家する
特定の位の高い寺院の事なんです~。
京都にはこういった門跡寺院は多く京子のブログでもこれまでに、三千院、青蓮院、毘沙門堂、妙法院、曼殊院をご紹介させて頂きました
霊鑑寺の始まりはと言うと、江戸時代になります
1654年に後水尾天皇(ごみずのおてんのう)の娘さんである
多利宮(たりのみや)を開山として建てられたのが始まりです。
それから幕末まで皇女がこの霊鑑寺に入られ尼さんになったんですね。
この事から霊鑑寺は、尼門跡寺院と呼ばれています。
場所が鹿ヶ谷にあった事から
鹿ケ谷比丘尼御所(ししがたにびくにごしょ)や
谷御所(たにごしょ)とも言われたりします
※平清盛打倒のクーデターを計画した事件「鹿ケ谷の陰謀(ししがたにのいんぼう)」も、この鹿ヶ谷で企てられた事に由来します。
表門を潜ると、参道は2本に分かれています。
こちらは左側の参道です。
先には、お手洗いがありますけれど
目に飛び込んで来るのは素敵な椿っ
昨日の法然院と同じく
綺麗な椿が境内に沢山、咲いているんですね。
では、もう一方の参道を歩いていきましょう。
まず見えてくるのが玄関。
後西天皇(ごさいてんのう)の御殿の休憩所だったものが
1687年に霊鑑寺へと移って来たんですね。
椿をガラスのお皿に入れて玄関の前に飾られていました。
更に奥に進んでいくと
書院があります。
※玄関と同じく、後西天皇の御殿の休憩所が移されたものです。
中には5つの部屋があり
狩野派によって描かれた
豪華絢爛な障壁画や、水墨画が描かれています。
そして、書院に面している庭園には
京都市の天然記念物である
日光椿(じっこうつばき)があります。
※創建当初から植えられているという日光椿は樹齢300年以上だと言われているんですよ~!!
この他にも書院には
数々の寺宝が展示されていまして
後水尾天皇の奥さんである
東福門院(とうふくもんいん)の十二単や
この寺に入寺した歴代の皇女が残した
300点以上の御所人形(京人形)などがあります。
書院の先には
徳川11代将軍の家斉が寄進した
本堂があります。
本堂の向かいには石灯篭がありましたよ。
霊鑑寺は山の麓に建てられている為
ここから先は階段が続きます
ふと足元を見ると布袋さんの形をしている硯(すずり)もありましたよ。
そして・・・階段を登りきるとっ
ここにも見事な椿がありました~!
霊鑑寺には、30種類以上の椿が咲いています。
手水鉢と椿。とっても画になりますね♪
そして、さらに奥には
アブラナ畑が広がっていますっ
一面黄色に彩られた畑には、柔らかい日差しが降り注ぎ
とっても清々しい気持ちになりましたよ。
こちらは「舞鶴」と呼ばれる種類の椿です。
と、いう事で
椿の撮影に今回も
気合を入れちゃいました京子
本日のベストショットはこちらっ
やっぱり花の撮影って難しい~っ
そんな椿が綺麗な
尼門跡寺院である霊鑑寺は
4/10までの公開ですよ
場所はコチラ↓
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