2011-04-04 | |
テーマ:カフェ・スイーツ |
菓匠 宗禅
こんにちは京子です。
さて、本日は・・・
「京あられ」のお店をご紹介します
その名も
菓匠 宗禅(かしょうそうぜん)です。
まず、最初にご説明させていただきますと
「あられ」は餅米を原料に、火で炙ったり、油で揚げたお菓子です
ちなみに、「せんべい」は、お米を原料にしたものですよ~。
あられの歴史はとても古く
奈良時代には、すでに食べられていたというんですから
驚きですよね
では、中へ入ってみたいと思います★
こちらは店内の様子です
とても綺麗で清潔感のある店内は
天井も高く、すごく気持ちいいですよ。
築120年の建物は、もともと機織機が動いていた織屋(おりや)があったそうです。
京町屋の建物が魅力的な
菓匠 宗禅は、どちらにあるのかと言いますと
京都の西陣です
西陣は
西陣織発祥の地としても有名ですよね
そして、西陣という名前の由来は
1467年に起きた「応仁の乱」の際に
西軍の山名宗全(やまなそうぜん)が
陣を張った事に由来します。
そうなんです!
菓匠 宗禅の名前は山名宗全から取られたものなんですね~。
※日本の良き文化を受け継ぐ意味を込めて「全」の字を「禅」に置き換え、宗禅と名付けたそうです。
カウンターに西陣織と一緒に展示されているのが
皇室に献上された事もある
「紅白鶴亀餅(こうはくつるかめもち)」
というあられです。
この、あられは
「上技物あられ(じょうわざものあられ)」と呼ばれています。
※細工を施したあられで、献上したり、迎賓の際に出されていたあられだそうですよ!現在、上技物あられを製造販売しているのは菓匠 宗禅だけという事です。
という事で、上技物あられを使ったメニューをご紹介させて頂きますと
皇室献上品
「紅白鶴亀餅入り善哉(こうはくつるかめもちいりぜんざい)」
とっても美味しそうな
ぜんざいに乗ったあられをよーく見てみると
白いあられは亀の形に
赤いあられは鶴の模様が刻まれているんですね
※この逆のバリエーション(赤色の亀、白色の鶴)もありましたよ~。
紅白は縁起物としてもバッチリですし
鶴亀は、長寿の象徴でもありますよね。
メニューは豊富で、あられや、せんべいだけでなく、「焼きアイス」や「京パフェ」なんかもありますよ。
あられがぷくっと膨らんでいるのは
「食べた方の幸せが膨らみますように」という店主さんの願いも込められています
こちらは、ほうじ茶付の二種せんべい。
せんべいに直接、醤油をたらして食べる、おせんべい。
独特の食感がクセになりそうですよっ
そして、こちらの菓匠 宗禅では
おいしい、おかきやおせんべいを提供しているだけではありません!
あられを焼いている機械も
店内から目の届くところにありましたけれど
こちらのお店では
子供達に向けて
体験学習も行っているんですね
あられや、せんべいの歴史や製法を学び
実際に機械を使って自分で焼き、食べる事が出来るそうです。
これもオーナーの「あられを、次の世代に残したい」という思いからなのだと感じました
京都や大阪の百貨店でも菓匠 宗禅のあられは購入出来るそうですよ~。
是非、皇室にも献上された
上技物あられを味わってみてはいかがでしょうか??
そんな菓匠 宗禅の場所はコチラ↓
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