メモ2011-03-10
テーマ:その他

北野天満宮 その3

こんにちは京子です

本日は、ちょうどシーズン真っ只中という事で


北野天満宮の正門向かって左にある梅

北野天満宮をご紹介させて頂きます


梅のシーズンになると、境内にある梅苑(ばいえん)と呼ばれる庭園が期間限定で公開されます。


約2万坪のスペースに50種類、1500本の梅が咲いているんですね。

3月下旬まで梅苑は公開していますよ。


ちなみに、梅苑もさる事ながら

境内のいたる所に梅が咲いています


北野天満宮の拝殿

この梅のシーズンは参拝客もいつもより多いように感じます

社殿にも、行列が出来ていましたし、境内には屋台も出ていましたよ。


北野天満宮の灯籠と梅

灯籠と梅をセットでパシャリ。


北野天満宮の三光門

三光門をバックにもう一枚!


北野天満宮の梅苑公開の縦看板

では、そんな北野天満宮の境内にあります

「梅苑」に早速入ってみたいと思います。

北野天満宮の梅

梅は大きく、野梅(やばい)と紅梅(こうばい)に分けられるんですね。

紅梅とは濃い赤の梅です。


北野天満宮の野梅

それとは対照的に

白色や淡い紅色の梅が野梅に分類されます。

北野天満宮の史跡、御土居紹介看板

この梅苑は、御土居下にあります


御土居とは、豊臣秀吉が行った区画整理のひとつで

全長は約22.5kmもあったと推測される土手の事です。


現在、この御土居は数箇所しか残っておらず貴重なものなんですね。


ちなみに、この御土居がきっかけで

土手の中側を「洛中」、外側を「洛外」と呼ぶようになりました。


京都の和菓子屋「老松(おいまつ)」の官公梅(かんこうばい)」と、香梅煎というお茶のセット

梅苑に入ればお茶菓子もいただけちゃいます。

京都の和菓子屋「老松(おいまつ)」の

焼き菓子「官公梅(かんこうばい)」と、香梅煎というお茶のセット

苑内には老松の店舗があるんですね。


北野天満宮にある紙屋川の鶯橋(うぐいすばし)

御土居の側には紙屋川が流れ、鶯橋(うぐいすばし)がかかっています。

この橋でウグイスがさえずる事からその名がついたんですね。


ウグイスは別名、春告鳥(はるつげどり)は、鳴き始める季節が早春である事からそう呼ばれているんです。


北野天満宮に流れる川

紅葉のシーズンには、この辺り一面、真っ赤になるそうです。

北野天満宮にある菅原道真の歌碑

小倉百人一首に収録されている菅原道真の歌碑もありました。


菅原道真を祀る為に北野天満宮は作られたんですよね。

※その経緯については昌泰の変をご覧下さい。


そして、彼は梅を大変愛した人なんですね

京都から大宰府に左遷された道真を追って、梅が飛んで行ったと言われる

飛梅(とびうめ)のエピソードなんかも有名です。

道真が京都から移り住んだ太宰府

ここにも、飛び梅にちなんだ太宰府名物「梅ヶ枝餅」があるんですよ。


2月25日は菅原道真の命日にあたり

毎年、この日には

梅花祭(ばいかさい)」が行われます

900年以上もの歴史を持つ、梅花祭


25日といえば、「天神さんの縁日」にもあたり

境内は大勢の人が詰め掛けるそうです。

※京都では縁日と言えば「天神さんと弘法さん」が有名です。

「弘法さん」とは弘法大師空海の事であり、彼にゆかりの東寺にて行われる縁日の事です。


梅花祭の見所と言われているのが

京都の花街のひとつである

上七軒からやって来る

芸妓さんや舞妓さんによる野点(のだて)!


野点とは、屋外で行われる茶会の事です。

梅を見ながら、舞妓さんがたててくれた抹茶を飲むことが出来る事から

毎年多くの人が参加されます。

もう、今年の梅花祭は終わっちゃいましたけど是非、来年の2月25日は北野天満宮で行われる梅花祭に行かれてみてはいかがでしょうか~

そんな梅花祭も行われる、梅が名所の北野天満宮の場所はコチラ↓


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