今回ご紹介するのは
京都市伏見区にある藤森神社
(ふじのもりじんじゃ)で行われた
![御弓始(おゆみはじめ)](2016/01/16/01/2016-01-16-4.jpg)
御弓始(おゆみはじめ)です!
藤森神社では、毎年1月16日に
神職や氏子代表の方が
『鬼』という字を3つ描いた的を射て邪気を祓い
1年間の平穏を祈願するという
御弓始が行われているんですね~
![3つの鬼が書かれた的](2016/01/16/01/2016-01-16-1.jpg)
3つの鬼が書かれた的
ちなみに弓始というのは
新年に始めて弓を射る年中行事で
かつては、いろいろな場所で
行われていたそうですけれど
近年は神社で行われる事が多いんですね
矢を射放ち、社殿や境内の
邪気を打ち払うだけでなく
的に当たった矢の当たり具合で
豊凶を占ったりもするんですよ
ここで藤森神社についても簡単にご紹介しますと・・・
![藤森神社](2016/01/16/01/2016-01-16-6.jpg)
藤森神社は、社伝によると
203年(神功皇后摂政3年)に
神功皇后(じんぐうこうごう)が
新羅(しらぎ)・百済(くだら)
高句麗(こうくり)を攻め立て
勝利した戦いである
三韓征伐(さんかんせいばつ)から
戻ってきた際に創建されたそうです
その際に戦勝の軍旗や兵具を
この地に埋めて塚を作り
祭祀を行ったと伝わっているんですね
それでは早速、レポートしていきましょう
※写真は過去のものを使っています。
午後15時半くらいに藤森神社に行くと
境内の割拝殿(わりはいでん)の奥には
3つの『鬼』が書かれた
的が用意されていました
※割拝殿とは、中央が通りぬけられるよう通路が設けられた拝殿の事。
![割拝殿の奥に設けられた的](2016/01/16/01/2016-01-16-2.jpg)
割拝殿の奥に設けられた的
こちらの的から約20メートル離れた場所から
弓矢を射放つんですね
まず本殿で
祝詞奏上(のりとそうじょう)等の
本殿神事が行われ、続いて
宮司の方と氏子の方が弓と矢を持って
割拝殿の前まで移動します
![弓と矢を持って移動する様子](2016/01/16/01/2016-01-16-3.jpg)
弓と矢を持って移動する様子
そして、宮司の方が弓を放った後
続いて氏子総代の方
氏子の方と矢を放つんですね~
![御弓始](2016/01/16/01/2016-01-16-4.jpg)
御弓始
なかなか的に当てるのは
難しいのですけれど、年によっては
何度も当たる時もあるようです
御弓始は、終始和やかな雰囲気で行われ
的に矢が当たると神職、氏子、見物人
その場にいる皆さんで喜んでいましたよ
こうして約30分程で神事は
無事にお納めされました
![御弓始で使われた弓矢と手袋](2016/01/16/01/2016-01-16-5.jpg)
御弓始で使われた弓矢と手袋
という事で今回は
藤森神社の御弓始をご紹介しました
藤森神社の御弓始は
あまり見物されている方が少ないので
ご興味のある方はおすすめですよ
藤森神社の場所はコチラ↓