今回ご紹介するのは
晴れにご利益のある神社仏閣巡りです!
旅行に行く日や大事な日に
どうしても晴れて欲しい時って
ありますよね?
そんな時は、晴れにご利益のある神社仏閣で
事前にお願いしちゃいましょ~
けれど日照り続きに雨を願う
雨乞いならありそうですけれど
雨を除けて、晴れを願う
晴れ乞いなんて『てるてる坊主』くらいで
あんまり聞いた事ないですよね?
けれど心配御無用!
京都にはちゃーんと
晴乞いにご利益のある神社仏閣があるんですよ~
それでは早速いってみましょう~!
■貴船神社(きぶねじんじゃ)
場所:京都市左京区鞍馬貴船町180
貴船神社は、水を司る神
『高龗神(たかおかみのかみ)』を
お祀りしている事から
日照りや長雨の際には必ず朝廷から
天皇の使いである勅使(ちょくし)が派遣され
雨乞いや晴れ乞いが行われてきたそうです
日照りが続いた際には
雨を願って黒馬を
長雨が続いた際には
晴れ願って白馬、または赤馬を
奉納して祈願していたんですね~
馬の銅像
ちなみにこの黒馬や白馬、または赤馬が
絵馬の原型といわれ
祈願する毎に生きた馬を奉納するのは大変だから
だんだん木に馬を描いた
『板立馬(いたたてうま)』を
奉納するようになって
現在の絵馬のような形になったんですよ
こういった経緯から貴船神社は
絵馬発祥の地ともいわれているんですね♪
■水火天満宮(すいかてんまんぐう)
場所:京都市上京区堀川通上御霊前上ル扇町722-10
水火天満宮には、登天石(とうてんせき)という
菅原道真(すがわらのみちざね)の霊が
出現したと伝わる石があります
道真は、宇多天皇
(うだてんのう:第59代天皇)に重用され
出世する事になったんですけれど
時の左大臣、藤原時平(ふじわらのときひら)と
対立した事で結果的に九州の大宰府に左遷され
失意の内に亡くなってしまいました
その後、京の都では
天変地異が相次ぐようになり
『これは道真の祟り!』と
言われるようになるんですね
醍醐天皇(だいごてんのう:第60代天皇)は
すぐに延暦寺(えんりゃくじ)のお坊さんに
祈祷を依頼し、宮中へ呼びつけるんですけれど
そのお坊さんを邪魔するかのように
賀茂川の水がどんどん増して
町へと流れ込んだそうです
これを見たお坊さんが、その場で祈祷をすると
水位が下がり始め、雨は止み
2つに分かれた水流の間から大きな石が現れ
その石の上に道真の霊が出現し
やがて霊だけが雲の中へと消えていったそうです
登天石(とうてんせき)
この逸話から、この石を
『登天石』と呼び、雨止みや
水難のご利益があるといわれています。
■仲源寺(ちゅうげんじ)
場所:京都市東山区祇園町南側
仲源寺には、雨を止ませるお地蔵さん
『雨止地蔵(あめやみじぞう)』が
安置されている事で知られています
鎌倉時代の1228年
大雨が降って鴨川(かもがわ)の水が氾濫し
大洪水となったそうです
その際、防鴨河使(ぼうかし)と呼ばれる
鴨川の氾濫を抑える担当者であった
中原為兼(なかはらためかね)という人物が
地蔵菩薩を祀る小さな祠に
『雨止みの祈願』をしたところ
見事に雨が止んで、洪水が収まったと
いわれているんですね
雨止地蔵(あめやみじぞう)
その事からこの小さな祠は
中原為兼が祈り、『人』を『水』から守ったという事で
中原という漢字に『にんべん』と『さんずい』を充て
『仲源寺』と名付けられたそうですよ
※ちなみに雨止地蔵は『あ』が落ちて、目疾地蔵(めやみじぞう)とも呼ばれ眼病にご利益のあるお地蔵様ともいわれています。詳しくは、眼病平癒にご利益のある神社仏閣巡りの記事をご覧下さい。
という事で今回は晴れにご利益のある
神社仏閣をご紹介しました~
神様、仏様にお願いした後は
家の窓際や軒先に『てるてる坊主』を
ぶら下げておけば、きっと晴れるはず!
てるてる坊主、てる坊主
あした天気にしておくれ
晴れにご利益のある神社仏閣を場所はコチラ↓