本日は京都検定対策問題をお届けします。
実力試しに挑戦してみてくださいね~♪
では、早速1問目です。
【問題】
和気清麻呂(わけのきよまろ)と広虫(ひろむし)を祀っている、通称『いのしし神社』と呼ばれる神社はどこか。
ア.賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)
イ.護王神社(ごおうじんじゃ)
ウ.木嶋坐天照御魂神社(このしまにますあまてるみたまじんじゃ)
エ.敷地神社(しきちじんじゃ)
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
イ.護王神社
護王神社は、和気清麻呂と
その姉である広虫をご祭神とする神社で
清麻呂が宇佐八幡宮(うさはちまんぐう)に行く際
300頭もの猪が守ったという逸話から
狛犬の代わりに狛猪(こまいのしし)が安置され
通称『いのしし神社』といわれているんですね
また、猪に守ってもらった際に
清麻呂の持病であった足萎え(あしなえ)が
治った事から足腰にご利益があると
いわれています
亥子祭(いのこさい)
そんな護王神社では
毎年11月1日に亥子祭(いのこさい)が行われ
平安時代、宮中の年中行事であった
『玄猪の式(げんちょのしき)』が
再現されるんですよ
※詳しくは、亥子祭 2012(護王神社)の記事をご覧下さい。
続いて2問目です。
【問題】
次の選択肢の中で御所三名水(ごしょさんめいすい)で無いものはどれか。
ア.縣井(あがたい)
イ.祐井(さちのい)
ウ.醒ヶ井(さめがい)
エ.染殿井(そめどのい)
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ウ.醒ヶ井
かつて宮家や公家の邸宅に湧き出ていた
現在はどれも枯れてしまって
名水を味わう事は出来ないんですけれど
井戸は残されていますので見るのは自由です
染殿井
ちなみに醒ヶ井は、もともと
左女牛井(さめがい)と書く
源頼義(みなもとのよりよし)が築いた
六条堀川邸(現在の卜味金仏町、佐女牛井町あたり)の
中にあったもので、京都3名水
(きょうとさんめいすい)の1つに数えられていました。
御所三名水と京都3名水は
似ているんですけれど違いますので
間違えないようにして下さいね~♪
3問目にいってみましょう。
【問題】
京都古書研究会主催で開かれる「秋の古本まつり」は、どこで行われているか。
ア.知恩庵(ちおんあん)
イ.知恩院(ちおんいん)
ウ.知恩寺(ちおんじ)
エ.知恩堂(ちおんどう)
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ウ.知恩寺
知恩寺は、平安時代後期
社領にあった草庵で念仏修行をしていた
法然(ほうねん)入滅後に
弟子達によって御影堂が建てられ
功徳院神宮堂と名付けられたのが始まりで
その後、功徳院知恩寺となりました
1331年(元弘元年)、疫病が大流行した際に
知恩寺の住職であった善阿(ぜんな)が
勅命によって御所に篭り7日がかりで
百万遍(ひゃくまんべん・つまり百万回)の念仏を唱え
見事に疫病を退散させたといわれています
この事から後醍醐天皇
(ごだいごてんのう:第96代天皇)に
『百万遍』の寺号を賜ったそうで
知恩寺のある辺りは
『百萬遍』という地名が付けられています
では4問目の問題です。
最後の問題は選択肢ではありません。
ズバリでお答え下さい!
【問題】
現在の京都御所は、もともと何と呼ばれる里内裏(さとだいり)であったか。
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
土御門東洞院殿(つちみかどひがしのとういんどの)
京都御所は、度重なる火災によって
焼失と再建を繰り返してきたんですけれど
1177年に焼失してからは
再建されないままとなっていました
その後、天皇の皇居を
どうしていたのかと言いますと
公家等の家を借りた仮の御所
『里内裏(さとだいり)』を
皇居としていたんですね~
現在の京都御所は
光厳天皇(こうげんてんのう・北朝初代天皇)の
里内裏であった土御門東洞院殿と言われています。
ちなみに土御門東洞院殿の『洞院』とは
天皇退位後の住まいとなった所のを指す言葉なんですよ
という事で本日も4問出題させていただきました!
みなさんは何問正解されましたか?