今回ご紹介するのは
京都市中京区にある六角堂(ろっかくどう)の
へそ石餅(へそいしもち)です!
へそ石餅は京都市南区上鳥羽にある
京阿月(きょうあづき)が考案した
六角堂境内にある六角形のへそ石を模した和菓子で
六角堂でのみで扱っているんですね~
華道家元の池坊御用達でもあるようですよ!
※六角堂は正式名称を頂法寺(ちょうほうじ)という天台宗のお寺です。本堂が六角宝形造(ろっかくほうぎょうづくり)である事から六角堂と呼ばれています。
正式名称を頂法寺(ちょうほうじ)という六角堂
ちなみに『へそ石』というのは
京都の中心を表しているとも
いわれている石の事です
へそ石
このへそ石には
ある逸話が伝わっていまして・・・
その昔、桓武天皇(かんむてんのう:第50代天皇)が
平安京に都を遷(うつ)す際に
六角堂が道路の真ん中にあったので
天皇の勅使(ちょくし)が六角堂に
他の場所に移る様、祈願したんだそうです
すると、にわかに黒雲がたれこめて
お堂がすっぽりとつつまれ
やがて、晴れてみるとなんと
お堂が5丈程(約15メートル)
北に移動していたというんですね~
そして、その時、移動せずに
取り残されたものが
このへそ石であると伝わっているんですよ
へそ石は明治の始め頃まで
六角通にあったそうで
この逸話から、この道路の名前を
六角通と名付けたんだそうです♪
そんなへそ石を模した和菓子である
境内の茶所で頂く事が出来るんですね
茶所
茶所では、へそ石餅とお薄をセットで
頂く事が出来ます
へそ石餅とお薄のセット
外側にきな粉がまぶされた
とっても柔らかいお餅の中に
小豆が2、3粒入ったもので
六角形の形をしているのが特徴的です
実際に食べてみると・・・
口の中でパッととろけて
ほどよい甘みが広がり
とっても美味しいんですね~♪
少しづつ食べようかと思ってたんですけれど
一口で食べてしまいました~
ちなみにへそ石餅は
お土産として買う事も出来て
こちらは5袋10個入りとなっています!
お土産用のへそ石餅
1袋の中に六角形の容器が
2つ組み合わされた物が入っており
へそ石餅が2つ入っているんですね
という事で今回は六角堂の名物菓子である
へそ石餅をご紹介しました~♪
お近くに来られた際には
食べてみてはいかがでしょうか