今回ご紹介するのは
祇園祭(ぎおんまつり)の山鉾の1つ
菊水鉾(きくすいほこ)で行われた
菊水鉾お茶席(きくすいほこおちゃせき)です!
菊水鉾は、古くから町内にあった井戸
『菊水井(きくすいい)』にちなんだ鉾で
昭和に再建された比較的新しい鉾なんですね
菊水の井跡(きくすいのいあと)
鉾には、菊の露を飲んで不老長寿となった
能楽の曲目『枕慈童(まくらじどう)』に
由来する稚児人形が乗せられています
菊水鉾の辻回し
そんな菊水鉾の町会所では
7月13日から16日の間の4日間
表千家(おもてせんけ)
裏千家(うらせんけ)
そして遠州流(えんしゅうりゅう)が
日替わりで、お茶を振る舞う
お茶会を開催しているんですね
お茶会の予定表
ちなみにお茶会といっても
長机にパイプ椅子といったラフな感じで
難しい作法を気にしなくても良い
カジュアルな席となっていますので
気軽に参加する事が出来るんですよ
では早速レポートしていきましょう
こちらが菊水鉾のお茶会の入り口です!
階段を上っていくと
一度に50名程が座れる席が用意された
部屋に案内されるんですね~
チケット
チケットをテーブルの上に出して
しばらく待っていると・・・
お茶菓子とお抹茶が配られてきましたよ
お茶菓子とお抹茶
こちらの四角いお茶菓子は
冒頭でもご紹介した
菊の露(したたり)を飲んで
不老長寿となったという能楽の曲
『枕慈童(まくらじどう)』に
ちなんで作られた
亀廣永(かめひろなが)の
『したたり』という和菓子で
菊水鉾のお茶席の献上菓子なんですね
中京区高倉通蛸薬師上ル和久屋町359にある亀廣永(かめひろなが)
見た目は羊羹のように
見えるかもしれませんけれど
実は!黒砂糖の寒天なんですよ~
プルプルして夏のお菓子にピッタリ!
とっても美味しいんです!
そんな『したたり』は
もともと祗園祭の期間中にしか
販売されていなかった
限定ものだったそうですけれど
あまりの人気から現在では
いつでも買えるよう販売されているんですね
京都から遠く離れていると
祇園祭の期間を狙ってお店に行くのも
難しい人も多いと思いますので
こういうのは嬉しい配慮ですよね~
建速須佐之男命がお祀りされています。
お茶席の前には建速須佐之男命
(たけはやすさのをのみこと)がお祀りされ
稚児人形『菊慈童』が安置されていました
そしてその左隣で、お茶が点てられいて
お茶を頂きながら、お点前も
見る事が出来るんですね
お茶とお茶菓子を頂いた後は
菓子皿を持ち帰る事も出来ちゃうんですよ~
ちなみにお皿の色は毎年違うので
集めてみるのも良いかもです
という事で今回は
祗園祭の菊水鉾のお茶席をご紹介しました
お茶席は完売する事もあるようですので
来年行かれる方は
前売りで手に入れる事をオススメします
菊水鉾の茶席が行われた町会所はコチラ↓