今回ご紹介するのは
京都市南区の
六孫王神社(ろくそんのうじんじゃ)で行われた
弁財天御開帳祭(べんざいてんごかいちょうさい)です!
弁財天御開帳祭では
六孫王神社の末社である
誕生水弁財天社(たんじょうすいべんざいてんしゃ)に
お祀りされている弁財天座像が
年に1回のご開帳となるんですね
※午後17時までご開帳されています。
※弁財天は七福神の1人で琵琶を持った紅一点の美女の神様です。水の神様として知られていますよね。
誕生水弁財天社
誕生水弁財天社は
六孫王神社にお祀りされている
清和源氏(せいわげんじ)の祖
源経基(みなもとのつねもと)が
息子の満仲(みつなか)が
無事に誕生するようにと
滋賀県の琵琶湖(びわこ)北部に浮かぶ
竹生島(ちくぶしま)から
弘法大師空海の作と伝わる
弁財天像を請来(しょうらい)し
満仲誕生産湯の井戸の側に
祀った事が始まりといわれています
※請来とは、仏像・経典等を頼み込んでゆずり受け、持ってくる事です。
ちなみに六孫王神社という名前は
経基が清和天皇(せいわてんのう:第56代天皇)の
6番目の子供の貞純親王(さだずみしんのう)の
息子だったことから
天皇の孫という事で『六孫王』と
呼ばれていた事にちなんでいるそうですよ
それでは早速、レポートしていきましょう
午前9時頃、六孫王神社の境内に着くと
お祀りの準備が整えられ
まもなく神事が始まるところでした
1年に1度しかチャンスがないと思うと
始まる前からワクワクしますよね
まずは神様をお迎えするにあたって
神職や参列者等の罪や穢れを祓う
修祓(しゅばつ)を行います
修祓
神様は罪や穢れがお嫌いですから
お迎えする前にちゃんとお祓いするんですね。
その後いよいよ
1年に1回の御扉が開かれます
ちなみに御扉とは
御祭神をお祀りしているお堂の
正面の扉の事です
その御扉を開ける開扉(かいひ)の際には
宮司の方が「オー」と声を出して
周囲の人が不敬をしないよう警告をする
警蹕(けいひつ)と共に行われます。
警蹕が行われている間は
その場で動かず低頭します
そしてご開帳となるんですけれど
こちらは撮影が禁止されていましたので
写真はありません
そして御扉が開扉されると
神様へのお供えものである神饌(しんせん)が
お供えされます!
弁財天御開帳祭では
お酒やお米、季節の野菜等の他に・・・
なんと
おぜんざいがお供えされていましたよ
今までいろいろお祭を見させてもらいましたけれど
おぜんざいがお供えされているのを見たのは
初めての経験でした
そして宮司による
祝詞(のりと)が奏上されます
その後は玉串を持って拝礼する
玉串奉奠(たまぐしほうてん)等を行い
神事は無事にお納められました!
ちなみにこの日は、お参りに来られた人に
おぜんざいが振る舞われるんですね~
一般の方もお祭に参列する事が出来ますので
ご興味のある方は
1年に1回の弁財天のご開帳に
来年参加してみてはいかがでしょうか
そんな弁財天御開帳祭が行われた
誕生水弁財天社のある六孫王神社の場所はコチラ↓