今回ご紹介するのは
京都市南区の
六孫王神社(ろくそんのうじんじゃ)で行われた
![弁財天御開帳祭(べんざいてんごかいちょうさい)](2015/06/15/01/2015-06-15-7.jpg)
弁財天御開帳祭(べんざいてんごかいちょうさい)です!
弁財天御開帳祭では
六孫王神社の末社である
誕生水弁財天社(たんじょうすいべんざいてんしゃ)に
お祀りされている弁財天座像が
年に1回のご開帳となるんですね
※午後17時までご開帳されています。
※弁財天は七福神の1人で琵琶を持った紅一点の美女の神様です。水の神様として知られていますよね。
![誕生水弁財天社](2015/06/15/01/2015-06-15-1.jpg)
誕生水弁財天社
誕生水弁財天社は
六孫王神社にお祀りされている
清和源氏(せいわげんじ)の祖
源経基(みなもとのつねもと)が
息子の満仲(みつなか)が
無事に誕生するようにと
滋賀県の琵琶湖(びわこ)北部に浮かぶ
竹生島(ちくぶしま)から
弘法大師空海の作と伝わる
弁財天像を請来(しょうらい)し
満仲誕生産湯の井戸の側に
祀った事が始まりといわれています
※請来とは、仏像・経典等を頼み込んでゆずり受け、持ってくる事です。
![六孫王神社](2015/06/15/01/2015-06-15-3.jpg)
ちなみに六孫王神社という名前は
経基が清和天皇(せいわてんのう:第56代天皇)の
6番目の子供の貞純親王(さだずみしんのう)の
息子だったことから
天皇の孫という事で『六孫王』と
呼ばれていた事にちなんでいるそうですよ
それでは早速、レポートしていきましょう
午前9時頃、六孫王神社の境内に着くと
お祀りの準備が整えられ
まもなく神事が始まるところでした
1年に1度しかチャンスがないと思うと
始まる前からワクワクしますよね
まずは神様をお迎えするにあたって
神職や参列者等の罪や穢れを祓う
修祓(しゅばつ)を行います
![修祓](2015/06/15/01/2015-06-15-4.jpg)
修祓
神様は罪や穢れがお嫌いですから
お迎えする前にちゃんとお祓いするんですね。
その後いよいよ
1年に1回の御扉が開かれます
![御扉が開かれます](2015/06/15/01/2015-06-15-5.jpg)
ちなみに御扉とは
御祭神をお祀りしているお堂の
正面の扉の事です
その御扉を開ける開扉(かいひ)の際には
宮司の方が「オー」と声を出して
周囲の人が不敬をしないよう警告をする
警蹕(けいひつ)と共に行われます。
警蹕が行われている間は
その場で動かず低頭します
そしてご開帳となるんですけれど
こちらは撮影が禁止されていましたので
写真はありません
そして御扉が開扉されると
神様へのお供えものである神饌(しんせん)が
お供えされます!
弁財天御開帳祭では
お酒やお米、季節の野菜等の他に・・・
なんと
おぜんざいがお供えされていましたよ
![神饌(しんせん)のぜんざい](2015/06/15/01/2015-06-15-6.jpg)
今までいろいろお祭を見させてもらいましたけれど
おぜんざいがお供えされているのを見たのは
初めての経験でした
そして宮司による
祝詞(のりと)が奏上されます
その後は玉串を持って拝礼する
玉串奉奠(たまぐしほうてん)等を行い
神事は無事にお納められました!
![玉串奉奠](2015/06/15/01/2015-06-15-7.jpg)
ちなみにこの日は、お参りに来られた人に
おぜんざいが振る舞われるんですね~
![おぜんざいが](2015/06/15/01/2015-06-15-8.jpg)
一般の方もお祭に参列する事が出来ますので
ご興味のある方は
1年に1回の弁財天のご開帳に
来年参加してみてはいかがでしょうか
そんな弁財天御開帳祭が行われた
誕生水弁財天社のある六孫王神社の場所はコチラ↓