2010-04-07 | |
テーマ:神社 |
関連:六孫王神社の桜(サクラ) / 弁財天御開帳祭(六孫王神社) / 六孫王誕生水 / 六孫王神社の藤(フジ) / |
六孫王神社
今回ご紹介するのは
京都市南区にある
六孫王神社(ろくそんのうじんじゃ)です
清和源氏(せいわげんじ)の祖である
源経基(みなもとのつねもと)をご祭神する神社です。
もともとは経基の邸宅である
八条亭(はちじょうてい)のあった場所で
経基が亡くなった際に息子の
源満仲(みなもとのみつなか)が霊廟を建てて
六孫王神祠(しんし)とした事に始まるそうです。
ちなみに六孫王という名前は
経基の父・貞純親王(さだずみしんのう)が
清和天皇(せいわてんのう:第56代天皇)の
6番目の子供であったこと、そして
経基が天皇の孫であったことから六孫王と呼ばれ
このことに由来します。
「六番目の子供の孫…」
「六男の六と天皇の孫……」
んんん…ろくばん…まご…ろく…まご…
むっ!というコトは!六孫王じゃなっ
じゃー六孫王でっ!
という感じで決まったかどうかは
定かではありません。
その経基が臣籍降下(しんせきこうか)をして
皇族の身分から臣民である一般国民の身分になる際に
清和天皇から源(みなもと)の姓を賜り
清和源氏の祖となったのです。
経基を祀っている六孫王神社は
兵庫県の多田神社、大阪の壺井八幡宮と並んで
清和源氏ともっとも所縁のある
源氏三神社の1つに数えられています。
さてさてっそんな六孫王神社の境内なんですが
この日はサクラが見事だったんですよ~っ
本当に色鮮やかなソメイヨシノですっっ
境内全体が桜に覆われていてとってもステキっ
見て下さいっ!拝殿へと続く参道これぞ正に桜の花道
この橋の池も散った桜で覆われて綺麗だったんです~
こちらが拝殿になります。
戦乱などで社殿が消失したそうなんですが
その後、徳川綱吉(とくがわつなよし)によって
再興されたそうです。
本殿横にいた「神馬」は
最近修復されたんですね~
かわゆい…
こちらは六孫王神社の鎧兜の絵馬ですっ
こちらは誕生水弁財天社
(たんじょうすいべんざいてんしゃ)です。
経基が息子の満仲が無事に誕生するようにと
滋賀県の琵琶湖(びわこ)北部に浮かぶ
竹生島(ちくぶしま)から
弘法大師空海(くうかい)の作と伝わる
弁財天像を請来(しょうらい)して
満仲誕生産湯の井戸の側に
祀った事が始まりといわれています。
請来とは、仏像・経典等を頼み込んで
ゆずり受け、持ってくる事です。
誕生水弁財天社は年に1回
弁財天御開帳祭のとき、ご開帳となります。
こちらは六孫王誕生水です。
満仲が産まれる際に産湯に使われたとされ
その事から「安産の水」として
親しまれているそうですよ。
とういことで、源氏ゆかりの神社として
武家の信仰が厚かった六孫王神社を紹介しました。
六孫王神社の場所はこちら↓
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