今回ご紹介するのは
京都市伏見区にある名水
白菊水(しらぎくすい)です!
こちらの白菊水は
伏見七名水の1つに数えられる伏見の名水で
水脈は御香宮神社(ごこうのみやじんじゃ)境内に
涌いている御香水(ごこうすい)と
同じなんだそうですよ
※江戸時代に刊行された地誌『山城志(やましろし)』でも『伏見七つ井』としても紹介されています。
ちなみに伏見という地名は
もともと伏水(ふしみず)といって
良質な伏流水(地下水)が豊富にある事が
由来といわれているんですね~
豊富な地下水のある場所という事もあって
お酒の醸造が盛んで
酒所としても有名な地域なんです!
そして白菊水のあるこの場所も
もともとは1677年(延宝5年)創業で
清酒『神聖』で知られる
山本本家が酒造りに使っていた
酒蔵のあった場所なんですよ♪
その後、お酒と美味しい料理を
楽しんでもらうという目的で
酒蔵を改装して
現在は、鳥せい本店となっています
つまり現代風に言い換えると
コンバージョン建築いう事ですよね~
ちなみに白菊水の名前は
金札宮(きんさつぐう)の縁起に出てくる
伏見の久米村で白菊を育てていた
天太玉命(あめのふとだまのみこと)の
化身である白菊翁の逸話に
由来するものなんだそうです
翁は日照りが続いた年のある日
日照りによって困っていた村人に対して
「もし日照りで稲が枯れる時には白菊の露を注ぐ」と言い
手に持っていた白菊を振って
清水を湧き出させたといわれているんですね
これによって伏見の人達は多いに助かり
この事がきっかけで天太玉命の事を
白菊翁と呼んだみたいです
※白菊翁について詳しくは、金札宮の記事をご覧下ください。
余談ですけれど
その後、翁が姿を変えたという白菊石が
金札宮にあったといわれ
現在は、御香宮神社にあるそうですよ
そんな白菊水の前には
いつも多くの地元の方が
水を汲みに訪れているようで
写真を撮りに行った日にも行列になっていました
流石、名水ですよね♪
白菊水を飲んでみると
とっても冷たくて美味しい水でした!
ご近所の方が羨ましい限りです
そんな京都七名水の1つ
白菊水の場所はコチラ↓