今回ご紹介するのは
京都市左京区(さきょうく)にある
吉田神社(よしだじんじゃ)で行われた
例祭(れいさい)です!
吉田神社は859年(貞観元年)4月に
中納言であった藤原山蔭(ふじわらのやまかげ)が
平安京の鬼門に位置する神楽岡に
藤原氏の氏社である春日大社四座を招いて
都の鎮守や藤原一族の繁栄を願って
建てた神社なんですね
その後、1484年(文明16年)
応仁の乱によって存亡の危機に陥っていたのを
吉田神社の神官であった
卜部氏(うらべし)出身の吉田兼倶(よしだかねとも)が
神楽岡に全国の神々を合祀して大元宮を建立し
吉田神道(よしだしんとう:または唯一神道)を唱え
復興に尽力したそうです
江戸末期には全国の8~9割の神社を傘下に治め
絶大な力を持っていたといわれているんです!
そんな吉田神社では、毎年4月18日に
吉田祭とも呼ばれる例祭が行われます。
お祭では、本殿神事の他に
倭舞(やまとまい)が奉納されています。
ちなみに例祭とは、その神社で
最も大事なお祭の事なんですよ
それでは早速、レポートしていきましょう♪
午前10時半頃境内に行くと
神職の他、多くの崇敬者の方々
そして観光客の方が集まっていました
土曜日で、さらに快晴という
絶好のお出かけ日和だったのも
影響したかも知れませんね
しばらくすると神職の方や
崇敬者といった関係者の
心身の罪穢(つみけがれ)を祓(はら)う
修祓(しゅばつ)が行われます。
そして神職以下崇敬者の方々が
本殿の中に進みます
本殿では神様へのお供え物である神饌が
運ばれるんですけれど・・・例祭の時だけ
ある特殊な神饌がお供えされるんですよ!
それは御棚神饌(みなたしんせん)という
春日大社の春日祭のものと同じ古来のしきたりによって
決められた品目を調理した特別な神饌なんですね
神饌がお供えされると
宮司が祝詞を奏上します
その後、春日南都楽所による
倭舞が奉納されます!
※春日大社から来られているそうですよ♪
倭舞は舞人が手に榊(さかき)を持ち
大和歌(やまとうた)に合わせて舞われる
神楽の一種で礼拝を舞踊化したものといわれています。
太刀袋が虎柄でした
その後、玉串奉奠等が行われ
滞りなく例祭がお納めされました♪
倭舞の動画はこちらをご覧ください。
という事で今回は
吉田神社で行われた例祭をご紹介しました!
一般の方の参列は出来ないんですけれど
かなり近くで神事を見学する事は可能なので
雅な倭舞をじっくりと見たい方は
訪れてみてはいかがでしょうか
吉田神社の場所はコチラ↓