本日は京都検定の対策となりそうな問題を
作成してみました。
腕試しに挑戦してみてくださいね。
では1問目です。
【問題】
毎年、4月第2日曜日に上賀茂神社で行われる祭はどれか。
ア.桃花神事(とうかしんじ)
イ.御阿礼神事(みあれしんじ)
ウ.賀茂曲水宴(かもきょくすいのえん)
エ.土解祭(どげさい)
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ウ.賀茂曲水宴
神社境内の渉渓園(しょうけいえん)で行われる
平安朝の雅な宴を再現したもので
小川に盃(さかずき)を流し
目の前を通り過ぎる前に歌を詠むという
平安貴族の間で楽しまれていた
遊びなんですね
上賀茂神社では
1182年に当時の神主である
『賀茂重保(かものしげやす)』
という人物が15、6人の歌人を招いて行ったのが
始まりとされています
※詳しくは、賀茂曲水宴 2012(上賀茂神社)の記事をご覧ください。
続きまして2問目です。
【問題】
御衣黄(ぎょいこう)や鬱金(うこん)といった珍しい種類の桜が咲く事で知られる神社紋が牡丹の神社はどこか。
ア.八坂神社(やさかじんじゃ)
イ.六孫王神社(ろくそんのうじんじゃ)
ウ.平野神社(ひらのじんじゃ)
エ.建勲神社(たけいさおじんじゃ)
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では、答えですっ。
【答え】
イ.六孫王神社
源経基(みなもとのつねもと)が
牡丹を非常に好んでいた事から
神社紋を牡丹にしたと伝わる神社なんですよ
※源経基は清和天皇の第六皇『貞純親王(さだすみしんのう)』の子で清和源氏の祖です。
桜の名所としても知られていて
ソメイヨシノだけでなく
黄緑色の八重の花が咲く御衣黄や
鬱金が咲く事でも知られています
※詳しくは、六孫王神社 その2の記事をご覧ください。
3問目にいってみましょう。
【問題】
2015年に完成して125年を迎えるのは琵琶湖疎水の第何疎水か。
ア.第1疏水
イ.第2疏水
ウ.第3疏水
エ.第4疏水
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では、答えですっ。
【答え】
ア.第1疏水
第1疏水は
滋賀県大津市の三保ヶ崎(みほがさき)にある
取水点から南禅寺(なんぜんじ)近くの
蹴上(けあげ)を経由して
鴨川に至る水路です
1951年までは旅客や物資の運搬に
利用されていたんですね~。
今年(2015年)で完成して
125年目の節目にあたる事から
3月下旬から5月上旬にかけて
土、日、祝日に
試験運航が行われるそうです
また大津市と京都市山科区の間にある
第1トンネルこと長等山(ながらやま)のトンネルは
かつては国内最長だったみたいで
竪坑方式(たてこうほうしき)という工事方法を
初めて採用したといわれています
※竪坑方式はシャフト方式とも呼ばれ山の両側から掘るのではなく山の上から垂直に穴を掘ってそこから外側に向かって掘っていくという方式です。
ちなみに琵琶湖疎水は
当時21歳だった田辺朔朗(たなべさくろう)が
工事責任者に抜擢されたとして有名なんですよ。
※詳しくは、田辺朔朗博士像の記事をご覧ください。
では4問目の問題です。
最後の問題は選択肢ではありません。
ズバリでお答え下さい。
【問題】
京都御所には、穴門と呼ばれる小さな門がいくつかあるが、建礼門の東隣にある穴門を通称何というか。
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
道喜門(どうきもん)
道喜門は
川端道喜(かわばたどうき)が
織田信長(おだのぶなが)に
御所の修繕を任された際に造った穴門で
資材搬入の勝手口として
塀をくり抜いて作ったんだそうです
この川端道喜の名前から
通称、道喜門と呼ばれるようになったんですね
ちなみに川端道喜は
皇室が最も困窮した室町時代末期
『御朝物(おあさもの)』という
お餅を毎朝毎朝、献上したようで
それは時代が変わっても続けられ
明治時代までの約300年間
献上を続けたという話が伝わっています。
という事で今回も4問出題させて頂きました。
皆さんは何問正解されましたか?