今回ご紹介するのは

左京区修学院(さきょうくしゅうがくいん)にある

赤山禅院(せきざんぜんいん)で行われた


新春八千枚大護摩供

新春八千枚大護摩供(しんしゅんはっせんまいおおごまく)です!


新春八千枚大護摩供

赤山禅院の雲母不動堂(きららふどうどう)で行われる


雲母不動堂(きららふどうどう)

年の初めの護摩炊き法要の事で

鎌倉時代にはすでに行われていたそうですよ

※ちなみに雲母不動堂は、雲母坂(きららざか・比叡山延暦寺と赤山禅院を結ぶ道)にあった雲母寺(うんもじ)の本堂と本尊である不動明王を移してきた事から、その名で呼ばれているみたいです。


新春八千枚大護摩供の看板

1年の厄除けや家内安全等

参拝者の所願成就を

比叡山千日回峰を成し遂げた大阿闍梨(だいあじゃり)によって

祈願してもらえるんですね~

※千日回峰行とは、荒行の1つで7年かけて行う修行の事です。赤山禅院は赤山苦行と呼ばれる千日回峰行の厳しい行程の霊場でもあるんですよ。


赤山禅院についても

簡単にご紹介しますと


赤山禅院

場所は比叡山の麓にあり

888年(仁和4年)に安慧(あんね)という

お坊さんによって

延暦寺の別院として創建されました。


御所から見て

東北表鬼門(おもてきもん)に当たる事から


皇城表鬼門と書かれた木札

方除けの神としても崇敬を集めているんですよ

※ちなみに裏鬼門は城南宮(じょうなんぐう)になります。


そんな赤山禅院の拝殿の屋根には

なんとも珍しい金網に入った猿がいるんですね~


金網に入った猿

どうして猿が屋根にいるのかといいますと

この猿が鬼門を守っているからなんです!!


猿(申)は鬼門とは反対の方角を指す事から

鬼門除けとなり邪気を祓う力があるといわれているんですね。


ちなみに金網に入っているのは

以前、イタズラを繰り返していたので
猿が夜な夜な暴れないように・・・

という事みたいですよ

御所の猿と同じですね

※御所の猿について詳しくは、詳しくは猿ヶ辻京都御所)の記事をご覧ください。


では早速、新春八千枚大護摩供をレポートしたいと思います!


赤山禅院の鳥居

9時頃、赤山禅院に着くと

すでにお堂には法要を待っている方が

10人程いました。


まず、新春八千枚大護摩供で祈願をする為に

お堂の外で護摩木に自分の名前と
お願い事を書きます


それが出来たら後は

お堂で大阿闍梨が来られるのを待つだけです♪


しばらくすると白い法衣を着た大阿闍梨が現れ

新春八千枚大護摩供が始まります


白い法衣を着た大阿闍梨

大阿闍梨がお経を唱え始めると

周りの人達も大阿闍梨に合わせて

お経を唱えていましたよ。


ちなみにお経はこちらを

唱えているようです


不動真言

その後、約40分程

護摩木の焚き上げが行わると


護摩焚き

次に大阿闍梨の御加持がありました。


御加持では

大阿闍梨の方に

頭と肩、背中にトントンと触れてもらい
仏様の功徳を受ける事が出来るんですよ~


比叡山の長い歴史の中でも

数人しかいない大阿闍梨による御加持ですから

ご利益はバッチリじゃないでしょうか♪


ちなみに新春八千枚大護摩供

9時から15時までの間に

休憩を挟みながら何度も行われているので

来年もし行かれる際には

慌てず余裕を持って訪れてみて下さいね


そんな新春八千枚大護摩供の行わる

赤山禅院はコチラ↓


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