今回ご紹介するのは・・・
眼病平癒にご利益のある神社仏閣巡りです!
目が悪い人やできものが良く出来る人
または眼科関係者の方は必見ですよ~
お近くに行かれた際には
是非とも足を運んでみてくださいね~♪
ちなみに皇室へ献上していた
とある霊水もご紹介しているので
楽しみにしていて下さい!
では早速いってみましょう~
・神光院(じんこういん)
場所:京都市北区西賀茂神光院町120
神光院は『西賀茂の弘法さん』と呼ばれる
弘法大師(こうぼうだいし)空海(くうかい)ゆかりのお寺です。
※空海について詳しくは、東寺の記事をご覧ください。
本堂には空海自作と伝わっている
弘法大師像が安置されています
そんな神光院は
空海が眼病治癒の祈祷をしていた事から
眼病にご利益があると信じられ
『眼病祈祷の寺』として知られているんですね。
昔は空海が作ったと伝わる薬を
眼病祈願に訪れた人に
配っていたんだそうですけれど
現在は御符が配られているそうです
・仲源寺(ちゅうげんじ)
場所:京都市東山区祇園町南側585-1
仲源寺の本堂には
あるお地蔵さんが安置されているのですけれど
実はこのお地蔵さん!
もともとは雨を止ませた『雨止み地蔵(あめやみじぞう)』と
呼ばれていたんですね。
それがいつしか『あ』が抜けてしまい・・・
『目疾地蔵(めやみじぞう)』と
呼ばれるようになりました
え?
それで眼病にご利益があるの?
と、思った方もいると思いますけれど
ご安心下さい♪
ちゃーんと目に関する伝承も伝わっているんですよ。
その伝承とは
目疾地蔵はある老夫婦の眼病を
自らの眼に移し
痛みを取り除いたというものなんですね。
その事を裏付けるように
その後、老夫婦がお礼に仲源寺を参拝すると
境内にある地蔵尊の右眼は朱色に変色し
涙を流していたといわれています
そんな目疾地蔵は
2月3日の節分の日にご開帳となっています。
・聞名寺(もんみょうじ)
場所:京都市左京区東大路仁王門上る北門前町485
こちらの聞名寺は
なんと光孝天皇(こうこうてんのう・第58代天皇)が
親王であった頃に眼病を患い
その病気平癒の為に地蔵尊を安置したのが
始まりとされているんですね
当時の医学では治す事が出来なかった
眼病だったらしいのですけれど
加茂の明神に
眼病平癒のご祈祷をすると・・・
17日後の夜に
あるおじいさんが夢枕に立ち
「眼を治したければ、地蔵菩薩を彫り、それを守護仏にしなさい」
とお告げがあったんだそうですよー
その完成した地蔵菩薩を
明眼地蔵(あけめじぞう)として安置したところ
親王の眼が治ったと言われているんですね。
地蔵堂です。中には明眼地蔵が安置されています。
それ以降、明眼地蔵は
眼病平癒のご利益があると
信じられているんですよ
ちなみに明眼地蔵は毎月24日の日に
ご開帳されています。
・楊谷寺(ようこくじ)
場所:長岡京市浄土谷2
楊谷寺は806年
延鎮(えんちん)により建立された
長岡京市にあるお寺です。
境内には独鈷水(おこうずい)と呼ばれる
眼病平癒にご利益のある湧き水があるんですね
境内にある独鈷水です。
ある時、空海が楊谷寺に訪れたときの事
お堂の傍らにある溜まり水で
親猿が目のつぶれた小猿の目を
一生懸命、洗っていたんだそうです。
それを見た空海は小猿の為に
17日間の祈祷を行ったと言われています
すると最後の満願の日に
小猿の目はパッチリと開いたんですね~。
その後、空海はこの不思議な湧き水を
17日間のご祈祷をして
眼病に苦しむ人達の為に霊水にしました。
その霊水こそが現在も湧き出ている
独鈷水なんですよ
江戸時代には
霊元天皇(れいげんてんのう・第112代天皇)も
独鈷水で眼病を治癒されたと伝わっています。
ちなみに独鈷水は明治になるまで
天皇家に献上していたんだそうですよ
というわけで今回は
眼病平癒にご利益のある神社仏閣巡りを
ご紹介しました
詳しい場所はコチラ↓
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