今回ご紹介するのは
東寺(とうじ)の縁日である
弘法さんの日の前後(20日、21日、22日の3日間)だけに
限定で売られている東寺の門前菓子
笹屋伊織(ささやいおり)のどら焼きです!
※ちなみに東寺境内ではなく、東寺の東側の大宮通のバス停『東寺門前』の近くで売られていました。
それにしても
え?どら焼き!?
特に珍しくもないような・・・
どこでも普通に売ってるんじゃないの??
と思ってる人もいると思います
でも、ちょーっと待って下さい。
笹屋伊織のどら焼きは
普通のどら焼きじゃないんですよ~
普通のどら焼きは丸い形をしていますよね
でも笹屋伊織のどら焼きは
丸では無く棒状の形をしているんです
ビックリな形ですよね♪
ちなみに普通のどら焼きは
その形が銅鑼(どら)に似ている事から
どら焼きというんだそうですけれど
笹屋伊織のどら焼きは
熱した銅鑼の上で
クレープのような薄皮を焼いた事から
どら焼きと名付けられたんだそうです
銅鑼の上で焼くからどら焼き
同じどら焼きでも
語源は違うんですね。
さて、そんな笹屋伊織のどら焼きは
江戸時代の末期に
5代目の当主であった笹屋伊兵衛が考案したと言われています。
日頃から親しくしていた東寺のお坊さんに
「副食となるお菓子を作って欲しい!」
と頼まれたんだそうですよ
そこで伊兵衛は
お寺でも作れるように鉄板では無く
銅鑼を使ったものにするんですね。
アツく熱した銅鑼の上で薄ーい皮を焼き
その上に棒状にした、こし餡をのせ
くるくると巻いて竹の皮で包みました。
その後、このどら焼きは
お坊さん以外に町の人々にも
美味しいと爆発的に評判となり
お店は大忙しになったみたいです
けれど、このどら焼きは
大変、手間と時間がかかるので簡単には
作れなかったんですね。
そこで伊兵衛は
弘法さんの日にだけ
限定で売ることにしたんだそうですよ。
そうすれば縁日の日に
縁日の様子です。
東寺に訪れた方のお土産として
町の人々にも味わってもらえるだろうと
考えたんですね
ちなみに弘法さんの日とは
平安時代の僧である
弘法大師(こうぼうたいし)空海(くうかい)が
没した3月21日の月命日の事です。
※年の初めと終わりの縁日をそれぞれ、初弘法(はつこうぼう)、終い弘法(しまいこうぼう)と言います。空海について詳しくは、東寺の記事をご覧ください。
食べる分だけ笹ごと切ります。笹は食べられません
そんな、どら焼きを実際に食べてみると
普通のどら焼きとは違って
モッチモチなんです
こんなもちもち感は
なかなか味わえませんよ!!
味も程よい甘さでとてもおいしかったです。
普通に食べる以外にも
レンジで温めて食べると
また違ったおいしさで
食べられるんだそうですよ
ちなみに笹屋伊織のどら焼きは
本店で買えるのはもちろんの事
高島屋やネットでも
買うことが出来ます
気になる人は是非とも
実際に食べてみて下さいね。
そんな東寺の縁日の前後に売られている
1度で2度おいしい笹屋伊織のどら焼きが売られていた場所はコチラ↓
より大きな地図で 笹屋伊織のどら焼き を表示