今回ご紹介するのは

上京区の千本出水(せんぼんでみず)にある

桜宮神社(さくらのみやじんじゃ)です!

※櫻宮神社とも書きます。


桜宮神社

今の時期、京都市内は

桜の季節真っ只中という事で

桜宮神社をご紹介するには

ぴったりの季節なんですね


実は、こちらの桜宮神社ですけれど

京都の人にはあまり知られてない

穴場スポットなんです!


一体、何の穴場スポットかというと・・・


神社の名前からもわかりますように

鳥居と桜

桜が見れる穴場スポットなんですよ


という事で、本日は

そんな桜宮神社を

桜の写真付きでご紹介します


桜宮神社は

ある出来事がきっかけで

建てられる事になりました。


こま札

時は、910年(延喜10年)5月6日

右近の馬場(一条大宮辺り)の

大きな桜の木に紫色の雲がたなびき

何とも言えない香りが漂っていたそうです。


すると・・・

そこに日輪が光臨したと言われています


この事から

天照大神(あまてらすおおみかみ)を祀るお宮を建てたのが

始まりなんだそうです♪


天照大神をお堂を建てたのが始りの桜宮神社

ちなみに右近の馬場とは

現在の北野天満宮参道の東側にある

南北にして約300メートルほどの

細長い場所のことなんですよ。


当時、右近衛大将(うこんえのだいしょう)だった

菅原道真(すがわらのみちざね)が

そこで、よく馬を走らせていた事から

右近衛の馬場と呼ばれ

いつ頃からかわかりませんけれど

右近の馬場と呼ばれるようになったそうです


当時は大変有名な桜の名所だったようですけれど

現在、桜の木は1本もありません


その後、お宮は現在の場所である近衛小路に移され

創建当初は桜宮日降神明(さくらのみやひくたちのしんめい)と称されたそうです。

ちなみに桜葉明神や桜宮とも呼ばれていたそうですよ。

北野天満宮の本殿裏にある十二社には、今でも桜葉宮があり天照大神が祀られています。


本堂

本堂。本堂には、関白太政大臣であった鷹司兼熙(たかつかさかねひろ)が神社の縁起を記した巻物が納められているそうです。天照大神の他、春日大神、八幡大神、稲荷大神、愛宕(あたご)大神、御嶽(おんたけ)大神も祀られています。


平安時代末には

公卿であった藤原成範(ふじわらのしげのり)が

熱心に参詣し

歌を一首、献上したそうです


彼は、桜を愛して病まなかったらしく

桜町中納言とも呼ばれていたそうですよ。


また、室町時代には

足利幕府2代将軍である足利義詮(あしかがよしあきら)が

自分に世継ぎが出来ないのを憂いて

桜宮神社で祈祷をしたと言われています。


しばらくすると

男児が生まれてきました


そのときに授かった男児が

のちの室町幕府3代将軍で

室町殿と呼ばれた

将軍・足利義満(あしかがよしみつ)なんですね。


その後、義満も

桜宮神社で天下一泰平を祈願したそうですよ

※足利義満について詳しくは鹿王院の記事をご覧下さい。


金比羅さんの遥拝所

金比羅さんの遥拝所です。

こちらは

大弁財天

大弁財天

大弁財天には

宗像三姫大神(宗像三女神)が

祀られているそうです。

宗像三女神と言えば

美の神様として有名ですよね

※宗像三女神について詳しくは美御前社の記事をご覧下さい。


というわけで

今回は桜の季節にぴったりの神社

桜宮神社をご紹介させていただきました~♪


桜宮神社の場所はコチラ↓


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