今回は少し趣向を変えて
『京都で一番○○なもの』をご紹介したいと思います!
例えば、京都で一番高い建物と言えば・・・
京都タワー!ですよね。131メートルあります
こんな感じで『京都で一番○○なもの』をいくつか
ご紹介したいと思います~。
では早速いってみましょう!
Q.京都で一番『長い通り』は・・?
さて、なんだと思いますか?
京都市内を通る道(通り)の中で
一番距離が長いものをお答え下さいっ
いかがですか?
何か思いつきましたか??
・・・
・・・
・・
では、答えですっ。
A.千本通(せんぼんどおり)
四条通だと思った人も多いかもしれませんが
実は千本通(南北に走る通り)なんですね
※千本通は、かつて平安京のメインストリートであった朱雀大路(すざくおおじ)にあたります。
烏丸通(からすまどおり・京都駅正面から北に伸びる大通り)よりも
さらに西に位置する通りで、全長は17kmもあるんですよ。
※ちなみに四条通は7kmだそうです。2倍以上にもなるんですね!
北は鷹峯(たかがみね・京都市北区)にある
源光庵(げんこうあん)から
南は宮前橋(みやまえばし・淀城跡付近)まで続いているんですよ。
※紅葉の名所で知られる源光庵については、源光庵 その1、源光庵 その2の記事をご覧下さい。
ちなみに、この『千本通』という名前の由来は
数え切れない程、通りに卒塔婆(そとば・墓の脇に立てる塔の形をした木片)を
並べていた事に由来します。
どうして卒塔婆が並べられていたのかと言うと
この道は、かつて風葬(ふうそう・死体を雨風にさらし葬る方法)の
行われていた蓮台野(れんだいの)に続く通りであり
『あの世に続く道』と言われていたからなんですね
※詳しくは千本ゑんま堂(引接寺)の記事をご覧下さい。
Q.京都で一番『古い建物』は?
これは、あるお寺の建物になります。
いかがですか?
何か思いつきましたか??
・・・
・・・
・・
では、答えですっ。
A.醍醐寺の五重塔
これは京都検定でも度々出題されているので
ご存知の方も多いのではないでしょうか?
世界遺産・醍醐寺にある五重塔は
醍醐天皇(だいごてんのう・第60代)を弔う為に
第1皇子の『朱雀天皇(すざくてんのう)』が
936年に建て始め
第2皇子である『村上天皇(むらかみてんのう)』の頃に
完成したと言われています
平安時代より現在までその姿を残してきた五重塔は
国宝にも指定されているんですよ~
※醍醐寺や五重塔について詳しくは、醍醐寺 その2の記事をご覧ください。
Q.京都で一番『長い住所』は?
これは想像もつかない人が多いのではないでしょうか?
ちなみに、漢字で32文字!
ひらがなで64文字!!・・もあります(汗)
いかがですか?
何か思いつきましたか??
・・・
・・・
・・
では、答えですっ。
A.京都府京都市東山区三条通南裏二筋目白川筋西入二丁目南側南木之元町
(読み方↓)
きょうとふきょうとし
ひがしやまくさんじょうどおり
みなみ
うらふたすじめ
しらかわすじにしいる
にちょうめ
みなみがわみなみきのもとちょう
ちなみに、こういった住所の表記は京都独特で
地名や町名以外に『通りの名前』が入っているんですね!
京都の中心部(碁盤の目といわれる場所)の住所を表記する際は
通りの名前を入れて書くのが一般的なんですよ
これは、町名が分からなくても
碁盤の目になっている縦と横の通りを書いておけば
その通りが交差する場所から、建物の位置がおおよそ分かるからなんですね
しかも、こちらの住所の場合は更に複雑で
『三条通の南にあたる、裏の二筋目で、白川筋を西に入った(曲がった)
二丁目の南側にある南木之元町ですよー』と伝えているんですね
更にここから番地があるんですから
・・・もっと住所は長くなるってコトです。
ちなみに、この近くには大将軍神社があります。近くに行かれた際は、チェックしてみてはいかがでしょうか?神社について詳しくは大将軍神社(東山三条)の記事をご覧下さい。
もちろん、この通り名などを書かなくても
郵便番号や町名、番地が記載されていれば
郵便物は届きます!
あくまでも京都独特の習慣って事なんですね。
Q.京都で一番『年間参拝者数の多い神社仏閣』は?
さて、どこでしょう?
皆さんの頭の中にも、いくつか有名な神社やお寺が浮かんでいると
思いますが・・・
いかがですか?
何か思いつきましたか??
・・・
・・・
・・
では、答えですっ。
A.清水寺
年間で1000万人以上もの参拝者が訪れると言われています。
学生時代に修学旅行で訪れた方も多いのではないでしょうか?
人気の秘密は沢山あると思いますけど
やっぱりなんといっても、清水の舞台ですよね。
有名なことわざにもなっていますし
京都で外す事の出来ないスポットの1つと言えるでしょう。
ちなみに、参拝者数で言うと・・・
初詣でだけで270万人以上も来る神社が京都にはあります!
皆さん、ドコかお分かりですか?
それは・・・
伏見稲荷大社です。
全国にある稲荷社(3万以上)の総本社である伏見稲荷大社は
年が明けると、多くの参拝者が『商売繁盛』を祈願しに
初詣に訪れる事で知られています
ちなにに、どうして商売繁盛なのかと言うと
『稲』という漢字からも分かるように
本来は五穀豊穣のご利益がある神社で
室町時代以降、農民だけでなく、多くの商人が
商売繁盛を祈願するようになった事が理由だそうですよ
という事で今回は
『京都で一番○○なもの』をご紹介させて頂きました。