今回ご紹介するのは・・・

『癌封じ』にご利益のある神社仏閣巡りです!


病気平癒のご利益は数あれど

中でも珍しい『癌封じ』にご利益のある神社仏閣を

ご紹介したいと思いますっ

では早速いってみましょう~。


猿丸神社(さるまるじんじゃ)

猿丸神社

京都府綴喜郡宇治田原町大字禅定寺小字粽谷44

京都府南部・宇治田原(うじだわら)に建つ

猿丸神社の祭神『猿丸大夫(さるまるのたいふ・さるまるだゆう)』は

『こぶ取りの神様』と言われる事から

癌封じのご利益があるとされています

※つまり『こぶ』=『癌の腫瘍』と考えられているんですね。


木のこぶ

境内には、病気が治った方がお礼に奉納した

『木のこぶ』も数多く並べられているんですよ~。

遠方からも多くの人が訪れるそうで

毎月13日に行なわれる例祭には

臨時のバスも運行されているそうです。

※詳しくは猿丸神社の記事をご覧下さい。


菅原院天満宮神社(すがわらいんてんまんぐうじんじゃ)

菅原院天満宮神社

京都府京都市上京区烏丸通下立売下ル堀松町408

学問の神様『菅原道真(すがわらのみちざね)』を祀る神社です。

『癌封じ』のご利益があると言われているのが

こちらの境内末社である・・・


梅丸社

『梅丸社(うめまるしゃ)』です!

菅原道真から預けられたご神体『梅丸大明神』が

「がん封じにご利益がある」と口コミで広がり

癌の治癒を目的に訪れる方が、近年増えているそうです。


平癒石

社殿の前に置かれたこちらの石をさすって祈願するそうですよ。


この神様について詳しい文献は残っていないそうですが

神主の方のお話によると

『できものや皮膚病を治す神様』だと代々伝えられているそうで

この事が後に、癌封じに転じたのではないか?と言われています。

平日も毎日50人ほどが、癌封じの祈願に参拝されるそうですよ。


蛸薬師堂(たこやくしどう)

蛸薬師堂

京都府京都市中京区新京極通蛸薬師上ル東側町503

正式名称を永福寺(えいふくじ)とする、こちらの神社は

京都の繁華街の中心にあるお寺です

蛸薬師堂と呼ばれる由来となった

『蛸(たこ)』こそが『癌封じ』にご利益があると言われています。


その昔、蛸薬師堂で修行をしていた善光(ぜんこう)というお坊さんが

徐々に衰弱する病の母親を元気付ける為に

戒めに背き、母親のリクエストした蛸を買ったそうです

※お坊さんは肉や魚など、生き物を食べる事は禁じられていますからね。


この蛸の不思議な力によって、母親の病が見事に治った伝承が

語り継がれ、蛸薬師堂には多くの人々が

病気平癒の祈願の為、訪れるようになったと言われています

※蛸の詳しいエピソードに関しては蛸薬師堂(永福寺)の記事をご覧下さい。


なで薬師

こちらは境内にある『なで薬師』です。左手で撫でるだけで、全ての病が癒されると伝えられています。


近年は、この蛸のお話から

蛸⇒胼胝(たこ・イボ)⇒腫瘍といった具合に解釈が広げられ

従来の病気平癒のご利益と結びつき

癌封じのお寺として篤い崇敬を受けています。


狸谷山不動院(たぬきだにさんふどういん)

狸谷山不動院

京都府京都市左京区一乗寺松原町6

平安京を遷都した事で知られる桓武天皇(かんむてんのう)によって

鬼門守護を目的に『不動明王』を祀った事を起源とするお寺です。


ガン封じの笹酒接待

年に一度の『初不動の日(1月28日)』には

有名な『ガン封じの笹酒接待』が行なわれ

この笹酒を飲めば

ガン封じにご利益があるとされています。

※竹に含まれている成分(クロフィル、ビタミンC等)が抗がんの効果があるそうですよ。


こうした笹酒の接待や、不動明王の災いを祓う力などから

『癌封じ』にご利益のあるお寺と言われているようです!


願かけふだ

この他にも、癌封じアイテムとして

本堂の柱に縛り付けて奉納する『願かけふだ』や

撫で御幣

初不動の日のみゲット出来る

ガン封じのお札『撫で御幣(なでごへい)』などもあるんですよ。

初不動狸谷山不動院について詳しくは、初不動 2012(狸谷山不動院)、初不動 2013(狸谷山不動院)の記事をご覧下さい。


・長源寺(ちょうげんじ)

京都府船井郡京丹波町出野岡ノ下25

京都府の北西部に位置する京丹波(きょうたんば)に建つ長源寺は

惟喬親王(これたかしんのう・文徳天皇の第一皇子)による

『癌封じの秘法』にちなむお寺です

平安時代中期、惟喬親王は皇位継承に敗れた事により出家し

この地に草庵を構えたと言われ

その際、村人に『癌封じの秘法』を伝承したと伝えられています。

※ちなみに、この草庵こそが長源寺の起源とされているんですよ。


毎年7月には本尊の観音菩薩像にちはむ『観音まつり』は行なわれ

そこで『癌封じの祈祷』をするそうです

※この日以外で『癌封じの祈祷』を望まれる方は事前に連絡して下さいとの事ですっ!


・稗田野神社(ひえだのじんじゃ)

京都府亀岡市ひえ田野町佐伯垣内亦46

『癌封治(がんふうじ)の社』と称される

こちらの稗田野神社は、奈良時代に創建された古社で

京都府亀岡市に建つ、癌封じにご利益のある神社です

※亀岡市は京都市の北西に位置する市です。


古くより『女性の守り神』『癌封じの神』として地域一帯より

篤い信仰を集める神社で

癌封じのご利益を授かりに、遠方からも参拝者が訪れるそうです。


境内には、癌や病巣を吸い取ってくれると言われる

『封治瘤の木(がんふうじこぶのき)』や

自由に持ち帰る事の出来る『癌封治のお砂』

この他、『長寿の滝』と呼ばれる湧き水など

癌封じのご利益になるものが多数揃っています。


この他、毎年5月には

『癌封治祭(がんふうじさい)』も行われますので

気になる方は是非チェックしてみて下さいねっ。


平等寺(びょうどうじ)

平等寺

京都府京都市下京区因幡堂町728

平安時代後期、橘行平(たちばなのゆきひら・第30代敏達天皇の皇子)が

海底から引き上げた薬師如来を本尊とするお寺です!

この薬師如来こそが病を治すパワーを持っているんですね

この薬師如来は、因幡国(いなばのくに・現在の鳥取県)の

海底に沈んでいたそうで

ちょうど因幡国を訪れ、旅先で病に倒れていた橘行平が

神託を受けた事がきっかけで引き上げたんですね


しかも、この薬師如来を引き上げ供養すると

・・橘行平の病気も完治したと言われ

以後、これを本尊とする平等寺

多くの人が病気平癒の為に訪れたといいます。

※因幡国にて薬師如来を引き上げた事から、平等寺は別名『因幡堂』とも呼ばれています。


中でも、病にかかった人の『最後の拠り所』として

信仰されたそうです。

これは、かつて癌は『不治の病』とされていた事から

癌患者が、最後の拠り所として平等寺に訪れたんですね。

こうした事から現在も

癌封じのご利益がある神社として、篤い崇敬を受けています。


薬師如来

通常、この薬師如来は非公開です。特別公開されていた時の様子は平等寺 その2の記事をご覧下さい。


ちなみに毎月8日は

癌封じ祈願の『護摩焚き』が堂内で行なわれているそうなので

タイミングに併せて行かれてみてはいかがでしょうか?

平等寺(因幡堂)について、詳しくは平等寺 その1、平等寺 その2の記事をご覧下さい。


という事で今回は癌封じにご利益のある神社仏閣を

ご紹介させていただきました


場所はコチラ↓


より大きな地図で 癌封じにご利益のある神社仏閣巡り を表示

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