今回ご紹介するのは

天橋立神社

天橋立神社(あまのはしだてじんじゃ)です


天橋立神社は京都府北部の

天橋立

日本3景で有名な『天橋立』の中にある神社で

天橋立の南側から約500メートル北へ行った

『濃松(あつまつ)』と呼ばれる場所にあります


天橋立神社の駒札

もともとは近くにある

知恩寺(ちおんじ)』境内にあったそうですが

江戸時代に、同じ境内地である

天橋立へ移したと言われています。

その頃は『橋立明神』とも呼ばれていたそうです。

知恩寺は『3人寄れば文殊の知恵』という、ことわざが出来るきっかけとなった文殊菩薩を祀っているんですよ日本を代表する文殊菩薩で、日本3大文殊の1つに数えられています。


磯清水

濃松の近くには井戸があり

周りが海に囲まれているのにも関わらず 真水が湧く事から『磯清水(いそしみず)』と呼ばれています。

※1985年には日本名水100選に選ばれています。


磯清水・駒札

海が近くにあるので

磯清水という名称になったんでしょうね

※この事から天橋立神社を、磯清水神社とも呼んでいたそうです。


和泉式部(いずみしきぶ・平安時代の歌人)も

「橋立の松の下なる磯清水

都なりせば君も汲ままし」

と詠んだと言われています。

※和泉式部について詳しくは、和泉式部ゆかりの地巡りの記事をご覧ください。


「天橋立にある松の下から湧き出ている磯清水が珍しいので

もし都にいたならば天皇陛下も、この水を汲んだ事でしょう」

といった意味でしょうか。


また駒札に書かれていた俳句でも

「一口は げに(実に)千金の磯清水

と詠まれている事から

とても大切にされてきたのがわかりますよね


本殿前の直ぐ側には

狛犬

狛犬

見方によっては

可愛くも、凛々しくも見えますよね。


本殿

祭神は

・『豊受大神(とようけのおおかみ)』

豊受大神は伊弉諾尊(いざなぎのみこと・国生みの神)の孫で

食物・穀物を司る女神と言われています。

伊勢神宮の外宮にも祀られている神様なんですよ


・『大川大明神(おおかわだいみょうじん』

大川大明神は保食神(うけもちのかみ)と言われ

稲荷神社に祀られている

『宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ・穀物の神様)』と同一視されている神様です。


・『八大龍王(はちだいりゅうおう)』

八大龍王は法華経に登場する8体の竜で

雨を司り、仏法を守護すると言われています。

以上の3柱を祀っています。

※明治時代までは伊弉諾尊を祀っていたそうです。


天橋立に行かれた際には

知恩寺や天橋立神社へ

立ち寄ってみては如何でしょうか


そんな天橋立神社のある場所はコチラ↓


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