こんにちは京子です。
今回ご紹介するのは
3月22日に大報恩寺(だいほうおんじ)で行われました・・・
千本釈迦念仏(せんぼんしゃかねんぶつ)です
『おかめ』の
とても切ないお話が残るお寺です
※詳しくは、大報恩寺(千本釈迦堂) その2の記事をご覧ください。
涅槃図(ねはんず)の公開や
声明(しょうみょう・お経に節やリズムをつけた声楽)が唱えられる法要です。
※涅槃図とは、お釈迦様が横たわり入滅(お釈迦様の死)する様子を描いた絵の事です。
遺教経会(ゆいぎょうきょうえ)とも言われる千本釈迦念仏は
2代目住職である如輪上人(にょりんしょうにん)により始められ
3大随筆の1つとして有名な
徒然草(鎌倉時代)にも記載されている
とっても古くからある法要です
1年に1度だけ公開される涅槃図です。
それでは早速レポートしていきましょう。
14時から本堂で法要が行われるんですけれど
唱える声明は
『仏垂般涅槃略説教誡経(ぶっしはつねはんりゃくせつきょうかいきょう)』という
お釈迦様が入滅される前に説いた
説法を伝える経典なんですよ
※略して『仏遺教経(ぶつゆいぎょうきょう)』とも言います。
参詣者も一緒に唱えられるように
『仏垂般涅槃略説教誡経』と『般若心経』を印刷した紙が配布されていましたよ。
千本釈迦堂で唱えられる声明は
『大原声明千本式』と言い
高低の音を使い分けてお経を唱えます
※以前、天台宗だった事から大原声明が唱えられるそうです。
独特の抑揚で唱えられていますよね
参詣者の皆さんも
一緒に声明を唱えられていましたよ。
こうして1時間程で声明が終わると
続いて般若心経を唱えます。
その後、涅槃図の前でも般若心経を唱え
千本釈迦念仏は終了しました。
法要が終わった後も
涅槃図には
たくさんの人だかりが出来ていましたよ
5分咲きの『阿亀桜(おかめざくら)』とお坊さん
本堂前に咲くとっても綺麗な枝垂れ桜で
今からが見頃ですので
気になった方は早めに訪れてみて下さいねっ
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