こんにちは京子です!
今回ご紹介するのは・・・
京都3大火祭(きょうとさんだいひまつり)です
京都には様々な火を使った祭がありますが
その中でも『京都3大火祭』に位置付けられている
3つの祭を紹介したいと思います。
『お松明式(おたいまつしき)』清凉寺
・3月15日に開催
嵯峨・嵐山にある寺院『清凉寺』にて行なわれる
お松明式は
高さ7メートルもある巨大な3本の松明を
豪快に焚き上げる祭です
当日は、お釈迦様の命日である事から
朝から様々な法要が行なわれ
堂内では涅槃図なども公開されます。
松明の焚き上げは、20時過ぎより行なわれ
大勢の僧侶がお経が読み上げる中
3つの松明に立て続けに着火します
ちなみに、この祭は
稲作の出来を占う事を目的として行なわれ
3つの松明はそれぞれ
『早稲(わせ)』『中稲(なかて)』『晩稲(おくて)』
と呼ばれる収穫時期の違う3つの稲を意味し
それぞれの燃え方により米の収穫を占うそうです
※お松明式について詳しくは、お松明式 2012(清凉寺)、お松明式 2013(清凉寺)の記事をご覧下さい。
『五山送り火(ござんのおくりび)』
・8月16日に開催
通称『大文字』で知られる五山送り火は
京都市内にまたがる5つの山
(大文字山、松ヶ崎西山・東山、西賀茂船山、大北山、曼荼羅山)
に火を灯して
お盆の時期に帰ってきたご先祖様を
再び、あの世に送る祭です。
点火時間はそれぞれの山によって違い
20時-『大』(大文字山)
20時10分-『妙・法』(松ヶ崎西山・松ヶ崎東山)
20時15分-『船』(西賀茂船山)
20時15分-『左大文字』(大北山)
20時20分-『鳥居』(曼荼羅山)
となっています
この五山送り火は
京都市内の様々な場所で見る事が出来る為
毎年多くの人々が、この時間になると外に出て
燃え上がる炎を見物します
※五山の送り火について詳しくは、大文字 2010、大文字 2011の記事をご覧ください。
・10月22日に開催
京都北部・鞍馬で行なわれる
街中が500本の松明の火によって包まれる
大変迫力のある祭です。
940年に由岐明神が鞍馬の地に鎮座する際に
道中に火を焚き、人々が松明を持って
出迎えた事を起源とする祭です
小さな男の子から、大人の男性まで
手には大小様々な松明を持ち
「サイレヤ、サイリョウ」の掛け声のもと
神輿と供に
鞍馬街道(鞍馬寺の前を通る道)を約1km練り歩きます。
※当日は周囲一帯に交通規制がかかり車も入れません。
見所の1つである『チョッペンの儀』は
鞍馬寺の仁王門前で行なわれる儀式です
神輿の担ぎ棒の先(チョッペン)にぶら下がった若者が
足をVの字型に大開脚した状態で担がれながら
勇ましく石段を降りて行きます。
ちなみに、この役は一生に一度しか出来ないそうで
鞍馬での成人式の名残とも言われています。
※鞍馬の火祭に関して詳しくは、鞍馬の火祭 2011(由岐神社)、鞍馬の火祭 2012(由岐神社)の記事をご覧下さい。
という事で、今回は京都3大火祭をご紹介しました。
場所はコチラ↓
より大きな地図で 京都3大火祭 を表示