こんにちは京子です
今回は京都検定の過去問をお届けします。
写真と解説付きですので
是非、問題にチャレンジしてみて下さいね!
では早速1問目です。
【問題】
桓武天皇と孝明天皇を祭神とする( )は、京都総鎮守の社として創建された。
ア.伏見稲荷
イ.平安神宮
ウ.上賀茂神社
エ.北野天満宮
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では、答えですっ。
【答え】
イ.平安神宮
平安京に遷都した『桓武天皇』と
平安京最後の天皇『孝明天皇』を祀る平安神宮は
1895年に『平安遷都1100年』を記念して建てられた神社です
高さ24.2メートルの巨大な鳥居や
四季折々の草花が楽しめる巨大な庭園(神苑)がある事でも
知られています。
特に桜の季節は、近くの岡崎疎水と合わせて
毎年、多くの参拝者が訪れるんですよ~
※神苑については平安神宮 神苑 その1や平安神宮 神苑 その2の記事をご覧下さい。
では2問目にいってみましょう!
【問題】
7代目小川治兵衛(おがわじへえ)が手がけた庭園がある無鄰菴は、誰の別荘として建てられたか。
ア.伊藤博文
イ.桂太郎
ウ.三条実美
エ.山県有朋
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では、答えですっ。
【答え】
エ.山県有朋(やまがたありとも)
明治の元老である山県有朋は
元長州藩士であり、維新後は総理大臣も務めた人物です
彼の別荘『無鄰菴』は
1951年に国の名勝にもなった庭園で
問題にもあるように
小川治兵衛が明治29年に作庭しました。
※彼は無鄰菴の庭以外にも、円山公園や平安神宮の作庭も手がけています。
3,135㎡の敷地に広がる庭は
川のせせらぎが心地よく聞こえる日本庭園で
都会の喧騒を忘れさせてくれる
素敵なスポットですよ
では続いて3問目です!
【問題】
平清盛の寵愛を失った白拍子に由来し、往生院(おうじょういん)の跡に建立された寺院はどこか。
ア.祇王寺(ぎおうじ)
イ.宝筐院(ほうきょういん)
ウ.弘源寺(こうげんじ)
エ.了徳寺(りょうとくじ)
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では、答えですっ。
【答え】
ア.祇王寺(ぎおうじ)
法然上人の弟子『良鎮(りょうちん)』が創建した往生院跡に
建つ祇王寺は、京都・奥嵯峨にある寺院です。
この寺院の名前の由来にもなったのが
かつて平清盛の寵愛を受けていた祇王という女性です
平家物語によると
清盛と恋仲であった祇王は
妹や母親と供に、清盛に面倒を見てもらっていました。
しかし、その後
同じく白拍子であった仏御前(ほとけごぜん)と清盛が恋仲となり
結果的に彼女達は捨てられ、屋敷を追い出された後は
母・妹と供に仏門に入り
この地に移り住んだと言われています。
※この話には続きがあり、彼女達を捨てた清盛にショックを受け、仏御前までもが屋敷を出て、祇王のいるこの地へ訪ねて来たそうですよ。
こうした経緯があり
明治28年に元京都府知事であった北垣国道(きたがきくにみち)が
祇王を偲び、建立したというワケです
では最後の問題です!
1級からの出題になりますので、選択肢ではありません。
ズバリでお答え下さいっ。
【問題】
『源氏物語』宇治十帖(うじじゅうじょう)ゆかりの地が近辺にあり、宇治川左岸(西側)に沿って、平等院前から府道大津南郷宇治線の合流地点まで続く小道を何というか。
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では、答えですっ。
【答え】
あじろぎの道
宇治川沿いを通る『あじろぎの道』は
およそ400メートルの散策道です。
名前の由来となった『網代木(あじろぎ)』とは
宇治川の伝統的な漁法に用いた『杭』の事です
秋から冬にかけて、琵琶湖で生まれた稚魚が
宇治川を下る際に、このあたりで漁業が行われたようで
網の代わりに網代木を何本も使い
川の端から端までV字になるように立て
その先端に魚を集めて網ですくって獲っていたそうですよ。
ちなみに源氏物語の宇治十帖は
宇治を舞台にした、源氏物語の最後を飾る章で
光源氏の息子として描かれている
『薫(かおる)』が主人公のお話です
宇治十帖ゆかりの神社仏閣には
気になる方は是非チェックして下さいね。
という事で今回も4問出題させていただきました
皆さんは何問正解されましたか?