こんにちは、京子です。

今回ご紹介するのは

1月13日に三十三間堂で行われた・・・

通し矢

通し矢です

通し矢

全国から集まった、晴れ着姿の新成人

約1500人が弓道の腕を競い合います


三十三間堂

通し矢』は江戸時代に、三十三間堂本堂の軒下で

武士達が弓の腕前を競い合っていた事を起源とする行事です


現在は、競技ルールなどが改められ

『大的(おおまと)全国大会』として、引き継がれているんですね。

※江戸時代に行われていた『通し矢』について、詳しくは通し矢 2012(三十三間堂)の記事をご覧下さい。


通し矢射場

競技は本堂の西側を使って行います。


では早速、レポートしたいと思います

まずは、8時半より予選がスタートし

『男子成人の部』

『女子成人の部』と続きます。


境内には参加される新成人の皆さんや

子供の晴れ姿を見に来た、親族の方などが多数いらっしゃいました。

※去年、一昨年よりも見学出来るスペースが徐々に縮小されており、本堂や的の付近で見学する事は出来なくなっていました。


男子成人の部

こちらは男子成人の部の様子です。


ちなみに、参加資格は

新成人である事の他に

初段以上である事が条件となっています。


こうした事から、大学の弓道部の方が

団体で参加されているようでしたね


女子成人の部

女子成人の部の予選は、11時過ぎより行われました。振袖姿がとても美しいです。


ここでルールを簡単におさらいしますと

的までの距離は60メートルあり

的の大きさは1メートルとなっています

※弓道の『遠的競技(えんてききょうぎ)』のルールや条件と同様です。


鉄板(鎧板)

お堂の柱には、矢が刺さってしまわないように鉄板(鎧板)が備えられています。江戸時代、徳川3代将軍『家光』から賜ったものだそうですよ。歴史を感じますね。


予選では

2分間で2度、矢を放つ事が出来まして

どちらも見事に射る事が出来れば・・・

予選クリア!となります。


射場では

次々と新成人達が入れ替わりながら

順調に進んで行きましたよ~。

※効率よく競技を進める為、予選では的4つに対し、12人が一斉に的を狙います。


三十三間堂

ちなみに、この日は

通常有料である本堂の見学が無料という事で

1001体の観音様が並ぶ

『十一面千手千眼観音像(じゅういちめんせんじゅせんげんかんのんぞう)』を

ひと目見ようと、新成人を含め

多くの方が、足を運んでいましたね


この他、堂内では

『楊枝のお加持(やなぎのおかじ)』も行われています。

平安時代から続くこちらの法要は

聖樹と呼ばれる楊枝(やなぎ)の枝を使い

参詣者の頭に法水を振り掛けます。


これは

諸病を取り除くご利益があり

特に頭痛に効くと言われているんですよ。


福袋

そして

ご祈願を申し込み、祈祷を受ければ

『福袋』を頂く事が出来ます


中には、木製のお札

本日限り授与される『三種守り』

厄除け楊枝(つまようじ)や

福柳(柳の葉が納められた、楊枝を模した木の棒。)などが

入っていましたよ


称号者

さて、お話を戻しまして

男女の予選が13時半過ぎに終了すると

続いて

称号者(しょうごうしゃ・範士や教士など、武道における称号を持っている人。)の

競技が行われます。

※この時に、的の大きさは1メートルから79センチへと変更になるんですね。つまりレベルが上がるって事です!


通し矢の様子を動画でどうぞっ。


こうして全ての予選が終わると

すぐに、それぞれの決勝戦へと続き

境内では、白熱した試合が続くんですねっ。

※全ての競技が終了するのは、およそ15時半過ぎです。


ちなみに『通し矢』は毎年、15日に近い日曜日に開催され

来年は1月12日を予定しているそうですよ


そんな新成人が弓道の腕を競い合う

通し矢が行われた三十三間堂の場所はコチラ↓


大きな地図で見る

タイトル
コメント
※必須項目です。
コメントに関する注意点
※個人や特定の団体に対する誹謗中傷は、削除させていただく場合がございます。ご了承下さい。
※記事と関係の無いコメントに関しても削除する場合があります。
※投稿後は編集や削除ができません。

画像認証
※必須項目です。

※上の画像で表示されている文字を入力してください。

ニックネーム
ブログURL
※ブログをお持ちの方はURLをどうぞ。
※不適切なリンクは削除される場合があります。

イベントカレンダー

祇園祭のイベント一覧

京都検定過去問

萩の名所巡り

京の茅の輪巡り

半夏生の名所巡り

一初の名所巡り

山吹の名所巡り

椿の名所巡り

桜の名所巡り

梅の名所巡り

雑談掲示板 新着